2011年 10月 ホリプロタレントスカウトキャラバン 次世代声優アーティストオーディション

※当時のmixi日記の転載です。




まずは椿姫彩菜による会場前の中継。
俺は椿姫がかなり好きなので、彼女の出番も見所なのですが、
彼女の次の出番は表彰式だった…w



ラムちゃんの声でおなじみの平野文さんによる
会場アナウンスがあったり入場待ちがあったりしたのち、
いよいよ本編。


MCはニッポン放送の吉田アナ(よっぴー)と変な踊りでおなじみの
出身タレント、井森美幸
この二人がとても素晴らしかったので、まずはMCについて書きたいと思います。

よっぴーはニッポン放送のアイドル特番を担当する事があって、
アイドル好きなのは知ってました。
「へー、アニメ系もいけるんだ。んじゃどんなもんなのよ」と思って見ていると、
これが相当いけるのよ。
いやまあ、別にマニアックな知識を前面に押し出してるわけではないが、
十分すぎるレベルなのは分かった。
加えて彼は進行役。
前日のアニグラは東MAXが進行役で、きゃんちはアシスタント。
発言数の多い東MAXがアニメに無知という状態は、
時に煮え切らない瞬間が生まれる。
しかし今回それが無い。
よっぴーが積極的にしゃべり、積極的にネタを入れていく。
それがニヤニヤに繋がる。


しかも彼、進行(というか盛り上げ)が相当上手い!!!
先輩格である井森にも物怖じせず突っ込んで笑いに繋げたり、
オーディションというよりライブノリにさせて、客を煽ったり、
固い雰囲気になりそうなオーディションを非常に良い雰囲気の場に
作り上げていたと思います。
その魂は、自身もライブに行って盛り上がったりという、
「自分が好きだから」という気持ちの表れであり、それがまた嬉しい。

今回のオーディションは、
最終の10人を決める段階で合宿が行われたらしいのですが、
なんとよっぴーは呼ばれてもいないのに「見たいから」と
見に行ったらしいんですよね。
さすがにやりすぎ感もありますが、そこまでの熱意があるっていいなーって。
何でニッポン放送からわざわざ…と思ったけど、大正解だなーと。
しかしフリーアナでも無いのに…こういうのってアリなの?




アニメには無知な井森ですが、ベテランの風格かオバサンノリなのか、
ガンガン前に出てきて、存在感はしっかりと。
主によっぴーにいじられる存在だったと思います。
特にサイリウムを「電気のついた棒」と発言し、
サイリウムと教えられても覚えようとせず(覚えられず?)
電気棒を貫き通したのは一番の見せ場でした(?)




・審査員
8人くらいいたかなー?
うち半分はホリプロの人や会社関係の人、
もう半分は奥井雅美緒方恵美堀内賢雄といった出る側の人。
全員会社関係のアニグラを否定するわけではありませんが、
見る側としては、出る側の人がいてくれた方が嬉しいね。
コメントとか聞き甲斐あるし。

過去の合格者から深田恭子が審査員、みたいな
「アニメに関係無い人」がいなかったのも高評価。




MCの挨拶が終わったところでファイナリストの10人が登場。
13-19歳の全員10代だったと思います。
12歳もいたかな?
全員ホリプロスカウトキャラバンっぽい白のTシャツ&短パンみたいな格好。



登場してそれぞれ一人ずつ紹介というか挨拶があったと思います。

んで、早速演技オーディションに入ったような気がします。


演技オーディションは、戦隊モノと学園青春モノ、
という二つの演目を演じるというもの。
それぞれ登場人物が5人おり、戦隊モノ2回→学園青春モノを2回演じる流れ。

事前に練習してあるというのもあるんだが、
俺というかネットの向こうの視聴者の予想を遥かに超える上手さで、
うめええええええええ的コメントが乱立。
脚本もかなり面白く、勢いや熱量のある戦隊モノと,
それと比べると比較的落ち着いた心理描写が描かれてるっぽい学園青春モノという
分けられ方が良く出来ていると感じました。




演技オーディションが終わると、歌唱オーディションです。

歌唱オーディションは課題曲1曲と自由曲1曲をそれぞれ1コーラス歌うというもの。

課題曲はeufoniusの『リフレクティア』。
全く知らない曲だし、eufoniusって誰?って感じだったけど、
これがかなりの名曲。


D

オーディションを通して何度も聞いたから、
それによる刷り込みもあるのかもしれないが、
「あんまり俺の好みじゃない感じの曲だなー」とか思ってると、
Bメロからサビへの展開が素晴らしく一気に
シンフォニックで壮大で美しい世界観を構築するパワーのある楽曲。
最初は課題曲=10回聞くって事だから、
さぞ苦痛かと思われたが、結果的に全くそんな事は無かった。


しかし楽曲を聞いて感じる事は
「これが課題曲って…難しくね???」というもの。
コメントでも同様の意見多数。
単純にメロディーをとるのが難しいし、
Bメロの「キラ キラ」の上がり方とか、
雰囲気のある曲ゆえに表現力が求められる感じとか、
サビの「リフレクティーアー」に代表される、
1音1音丁寧に歌う感じとか、
細かい難所がいくつもある感じの曲。
確かに簡単な曲だと課題曲には向かないのかもしれないが…
俺にとって相当マイナーなこの曲を課題曲にした意図とは何だったのだろうw
しかも別にコレ、最新の曲とかじゃないんだよね。
てっきり新曲のタイアップの一貫みたいな感じで課題曲にしたのかと思ったのに。




そして自由曲…
歌う曲が歌う順番にバーンとモニターに表示されるわけだが、
何気にその日一番の歓声が上がったような気がする。
少なくとも俺はその日一番興奮した。

選曲が素晴らしい!前日のアニソングランプリより良いwwww
そのアゲな楽曲ラインナップに予想以上に高まってしまいました。


歌は課題曲→自由曲の順。
歌う前や曲と曲との間はちょっとしたおしゃべりなんかがあり、
MC能力を見る事が出来ます。
この辺もアニソングランプリと違う良い要素。

衣装はあらかじめ自分の着たい衣装のイメージなんかを
スタッフに言って、用意された衣装。
7割くらいが田村ゆかりを連想させる衣装でしたw



それでは歌った順に振り返っていきたいと思います。



・佐藤莉子(16歳)

彼女だけよく覚えてません。
ただ歌はイマイチでビジュアルもオリコンニュースの写真を見たらイマイチでしたw





・伊地知京香(14歳)

今回のオーディションは日本の各地方はもちろん、アメリカでも開催され、
そのアメリカオーディションで選ばれた彼女。
ちなみに東北では震災を考慮して各県でオーディションが開催された…はずです。

名前も見た目も純正日本人(気持ちハワイっぽい気もするが)。
しゃべりも問題なさそうだが、演技オーディションでは
英語の部分をやたら流暢に言ったかと思えば、
いわゆる外人が日本語をしゃべるようなカタコトな感じもあって、
その点は不利だったのかも。
青春モノでは男性役をしっかりこなしていたような気がする。


透明感のあるボーカルはリフレクティアには合っていたが、
声量が無くサビで盛り上がりに欠ける。
自由曲の『キューティーハニー』(倖田來未のだったと思う)も同様。
これは無いなーってレベル。
フリは可愛かったが。

ちなみに顔と名前は好きですw
伊秩弘将好きだからさー。




・宮原梨江(17歳)

歌以外は記憶にありませんw

声の感じは良かったようです。
サビでもまあまあ聞けたかと。

自由曲は『星間飛行』!!!
アイドルノリが映える曲ですが、フリ含めてとても可愛らしかったです。
ただ歌自体は悪くは無いけどフツー。





高橋花林(17歳)

特徴的な名前のせいもあり、ニコ生人気も高かった印象。

歌はまあまあ良いが、サビの高音が厳しいかなー。
原曲の難しさにやられちゃってる感じ。
フリは頑張ってた。

自由曲は『Catch You Catch Me』。
原曲の良さもさることながら、この曲をチョイスする事自体に
可愛らしさが溢れています。





田口華有(15歳)

確か群馬の人だった気がします。
手入れしてない感じの眉毛が印象的だった気がします。
演技オーディションではちょっと棒読みっぽいのが気になりましたが、
歌のMCで、あれは狙いだった的な事を言っていた気がします。

凛とした歌声はひき付ける要素としては十分。
楽曲の世界観にも負けない独自の世界を形成していたと思います。
特に出だしの静かな部分での表現力は素晴らしいです。
ただサビになるとちょっと雑さが目立つかな。
それでも今まで歌ってきた人の中では高レベル。


自由曲は『ライオン』。
May'nもいる中でこいつをチョイスするとは…
しかし男装っぽい衣装にクールだが力強いボイスがマッチ。
ステージ映えして選曲の良さもあり会場も大盛り上がり!




・山崎エリィ(13歳)

可愛いけどイマイチ。


自由曲は『プラチナ』!!!
これまた名曲だが…始まってその事実にすぐ気付く。
この曲、すげー難しいんだよなー。
メロディーも譜割りも。
課題曲でイマイチだった彼女がこの難解な曲を
歌えるはずもなく、当然イマイチ。
かわいいけど。




木戸衣吹(13歳)

柔らかくも力強さのある声。
サビもまあまあ。
裏声使いすぎだけど。

自由曲は『YAHHO!!』
堀江由衣の曲かな?
あんましらねーんだよなーコレ。


もうちょっと丁寧に歌ってほしいなー。
一音一音ずつブレてる。




田所あずさ(17歳)

歌は下手ではないです。
けど、スーッと聞き流しちゃいます。
これといって特徴ないのかなー。


自由曲は『LOST MY MUSIC』とかいうハルヒのしらねー曲w
けど課題曲より全然よいです。
歌もそうだけど、雰囲気がガラッと変わって、
なんかわかんないけどひきつけられる感あるかも。




大橋彩香(17歳)

下手ではないな。
けど、スーッと聞き流しちゃいます。
さっきの田所よりはよいかも。

自由曲は『Perfect-area complete!』とかいう麻生夏子の曲。

曲にあるコールのようなものをいきなり再現www
コメントによると顔や声が既に麻生に似ているらしく(本物以上との声も)、
その時点で高評価な上に楽曲の歌いこなし度も
悪くない+雰囲気でかなり良く見えます。
はっちゃけた楽曲のせいもあり、会場も盛り上がってたと思います。




・齋藤真知子(19歳)

広島出身だったかな?
19歳で全出場者の最年長でありながら、
お姉さんっぽい感じはほとんど無く、
ちょっとドジっ子っぽい妹っぽい要素も強いです。


俺は演技オーディションをそれぞれ誰がどんな演技をしている、
みたいな観点でしっかり見る事が出来なかったのですが、
演技オーディションでニコ生視聴者から高い評価を得ていました。

曲紹介のMCでの可愛らしい声から
課題曲に入ると雰囲気のある声でギャップにまずすげーなーと。
皆が苦労していた高音の処理も自然。
上手い方だと思います。


自由曲は『only my railgun』。
会場人気もニコ生人気も高い非常にテンションの上がる選曲。
デジタルで尖った楽曲…じわじわくるイントロからの第一声
「はなて」で死んだwwwwwwwwwww
これ以上無い素晴らしい「はなて」だった。
雰囲気重視の課題曲とは違う矢のように鋭い声に
完全に俺の心は打ちぬかれた。

その後の歌は割と普通だったのかもしれないが、
最初の「はなて」が素晴らしすぎたせいもあり、
普通以上に良く聞こえました。
というか普通に聞けちゃうくらい違和感がなかったのかもしれない。
掴みが最高すぎた。
感動して泣いたような気がしますw






全員のパフォーマンスが終わり、審査タイム。
May'nと奥井雅美のライブタイムでもあります。
May'nのライブは何故か会場限定でニコ生では流れず…
別にいいけど。


俺にとってメインの奥井はなんと『輪舞-revolution』!!!
最高すぎる選曲です。
その後は奥井とMay'nが一緒に歌った曲があるとかで、
その曲を二人で披露。
ライブパートはそれで終了かな。



その後はホリプロがいかに声優アーティストオーディションという
初めての分野に努力して取り組んできたかを流すムービー。
自分で言うなよと思いつつ、なかなか感動させられました。
よっぴーや辻谷耕史も言っていましたが、
ホリプロの本気度はガチだそうです。




いよいよグランプリ発表…
最後に10人一人ひとりがコメントを言っていきます。
10番の斉藤さんはマイクを使わずに「ありがとうございます」的なコメントをして、
つくづくその優等生っぷりに感心。
ニコ生のコメントも斉藤さんを推す声が8割。





そして発表されたグランプリは…8番の田所あずささん!
ズコーwwwwwwwwww
まあ、ニコ生でも8番を推すコメントは1〜2割はあったし、
そこまで意外ではないのかもしれません。
伊地知あたりの序盤の連中よりは歌に関しては良かったような気もするし。
とはいえ印象薄いなー。




そんな感じで終わりです。
オーディション自体は3時間くらい?
アニソングランプリよりははるかに短い時間ながら、
濃密でとても楽しいオーディションでした。