2024年 3/17 EX THEATER ROPPONGI 『Thank you』-ICE 30th anniversary-』:ICE
https://www.universal-music.co.jp/ice/news/2023-10-27/
特別大ファンってわけでもないけど、
30周年ライブなら、ベスト版的なノリでシングルいっぱいやるだろ!
と思って参戦。
会場は、 EX THEATER ROPPONGI 。
周年ライブとはいえ、結構な大きさのハコですよね。
チケットサービスの通知メールがちょいちょい来てたし、
集客には苦戦したイメージがありましたが、
17時開演の30分前に会場入りした時には、
当日券&関係者の所に割と列が出来ており、
俺が見た限りで満席と言っていい入りになってました。
後のMCでも
「今日は席があるから、座っても大丈夫」みたいな事言ってたので、
普段は座席無しスタンディングのライブハウスでやってるんじゃないかと予想w
ライブレポートでも「ソールドアウト」と書いてたし、
理由はどうあれ、これだけのハコをソールドアウト出来るのは凄いなあと。
客層は男女比が半々くらい?
当然ながら年齢層は高いが、女性は30代くらいの人も見られましたねー。
ライブが始まると、女性の方がノリ良かったですw
座席は前から6列目ほど。
S席だけあって、十分な良席と言えたでしょう。
開演前には、ICEのシングル曲がインストで流れています。
結構な人がステージの様子をスマホで撮っており、
あれ?と思ったら、ライブ中以外は写真OKとのこと。
最近はライブ中も撮影OKの場所を設けて、
SNSで拡散させるパターンも多いから、
そういうのもあるのかなーとスタンバってたけど、
ライブ中の写真OKはありませんでした…
5~7分ほど遅れての開演。
最初にバンドメンバーが登場。
ギター、ドラム、キーボード、ベース、パーカッションという組み合わせ。
早速「THIS IS ICE」に収録されていた未発表のインスト曲
『KM JAM#3』を披露。
生音の良さに否が応でもテンション上がります。
そして、コーラスの女性二人と国岡さんが登場して、
いよいよ歌が始まります…
〇セトリ
もはや覚えてない上に、俺はICEの曲を、
一部以外はろくに曲名認識してない
(ってか、全部英語で覚えにくいのよw)、
かつ、知らない曲もあったので、
ここに書き記す事は出来ません。
ただ、セットリストは、ライブ直前に出た、
「THIS IS ICE」という、今までのベストアルバムと差別化された、
非シングル曲の多いベストアルバム中心。
つまりは、俺の期待したシングル曲満載のライブではありませんでした。
それでも半分以上の曲は知っていたように思うが、
俺が聴きたいと思っていた
『GET DOWN,GET DOWN,GET DOWN』『Love Makes Me Run』
あたりの曲はやらず…
この辺は残念であった。
ICEはメロウというかミドルテンポの曲が多く、
そういった曲が続いた前半は辛い時間帯もありましたね。
最初こそは、生の感動で満足出来てたけど。
それでも、後半の激しい&カッコいい系の曲には、
熱くなれたし感動もした。
CD以上にライブ映えするカッコよさが、確かにあった。
『SLOW LOVE』とかめっちゃよかったねー。
〇ボーカル
結構上手い。
CDと同じキーで、ピッチも安定、表現力も素晴らしい。
俺の中では、ICEはいったん休んでた人、ってイメージだったので、
ここまで保ってるのは凄いなーと思いました。
〇バンド
どのパートも素晴らしく、
ICEの楽曲を奏でるにあたって、存在感を発揮してる印象でしたが、
やはりパーカッションを推したい。
パーカッションにしか出せない音っていうのが、
楽曲の表現力を増してるなあと。
ドラムの山下政人さんは、ちょいちょい「オーィ!」と声を出していて、
その声が常に一定で、それすらも楽器の一音のような感覚。
格ゲーマーでいうと、
石井プロとKEI.Bさんが7:3くらいで混ざった感じの外見。
画像検索すると全く似てないけど、
その時の帽子やメガネの感じが似てたの!
今回のライブは、当時のICE活動時のスタッフも関わってるみたい。
30年も経ってるから、皆いい年なんだろうけど、
まだ30代っぽい人もいて、年齢不詳感が凄かったです。
ミュージシャンは若い!
〇ゲスト
「ゲストが来てます!」とか言うから、
え、誰?と思っていたら、
田中義人さんという、全く知らないギターの人で、
うーん…
Wiki見たら、有名そうな感じであるが、
田中さんがギターやってる間は、
それまでやってたギターの人は引っ込んじゃうし。
KREVAさんがICEのファンで、曲をサンプリングした後に、
KREVA武道館に国岡さんをゲストに呼ぶことになるのだが、
そのつなぎ役をしたのが田中さんらしい。
それはエピソードとしては良いけど、
だからといって既にギターがいるのに、
プラスで呼ぶ意味がわからなかったが、
元々ICEに縁がある人で、
周年ライブをお祝い的な意味なら、納得できるかな。
もう一人が、なんと、先ほどの格ゲーマー似のドラマーの息子さん!
なんでも、息子さんもドラマーで、しかもお父さんから別にドラムを習ってないとの事!
これは凄いなあ…
父の背中を見て意識したにせよ、普通習うだろ!
そんなこんなで、ギターとドラムの人が変わって、
エピソードにもあった、KREVAさんのサンプリングの元曲
『MELLOW BLUE』など、数曲やってました。
KREVAさんの影響か、『MELLOW BLUE』はSpotify上で、
「THIS IS ICE」の中でもダントツで再生回数多いんだよね。
〇アンコール
このライブの最大のクライマックスだろう。
ライブ開演前、
亡きギターの宮内さんが実際に使用されていたギターがいくつか展示されていたのだが、
アンコールが明けると、そのうちのギターの一つがステージ上に置かれ、
スポットライトが当たっています。
そして先ほどのバンドメンバーから、ギターとゲスト以外が勢ぞろい…
そう、ギターは亡き宮内さん、という趣向なわけだ。
当時の宮内さんのライブの映像と共に演奏される
『LIVIN’ IN THE CITY』(すいません知らない曲でした)。
迫力あるギターのカッティング?が強調された楽曲です。
しかも、映像のギターとステージ上のギターは全く一緒!
歌が終わると、ステージ上のギターが別のギターに取り替えられます
(個人的には、映像の宮内さんがアウトロを弾いてる最中だったので、
終わってから取り替えてほしかったw)
新たなギターで演奏されるは『NO-NO-BOY』とかいう、これまた知らない曲w
もちろん映像のギターとリンクしています。
こちらも、まあカッコよかったと思います。
終わると、今度は今まで弾いていたギターだけでなく、
ゲストギターだった田中義人さんと、ドラマーの息子さんも呼んで、
全員で曲を披露!!!
つまりは宮内さん含めてトリプルギターですwww
息子さんは、お父さんがドラムを叩いてるので、
手でシャカシャカするやつ振ってました。
演奏された『ANALOG QUEEN』は、俺も比較的好きな曲で、
コールのようなものもあり、盛り上がりも〇。
ラストの『PEOPLE,RIDE ON』で、ワイパーやったり、
うろ覚えのサビを一緒に歌ったりして、
エモーショナルにシメてくれました。
まあ、この一連の、
今は亡き夫でありメンバーである宮内さんにスポットを当てた演出…
良く知らないが、ICE史の中で、こんな事をしたのは多分初めてだろう。
俺自身も、親が亡くなったり、著名人が亡くなったりと、
死について考える事が多いこの頃。
ICEの事を良く知らない俺でも、グッとくる神演出であり、
考えさせられるものがありました。
まさに、30周年の締めくくりにふさわしいライブ。
昔からのファンのみんなも大満足のライブだったでしょう。
もちろん、ライトなファンであった俺も楽しめましたが…
どうやら30周年の最初の方で、シングルをまとめたベスト盤を出して、
それに伴ったシングル曲メインのライブってのを直後にやってたらしくて、
俺が行くべきはそっちだったなー、という思いがあるのは間違いありません。
良いライブだったけど、11500円は正直高かったかな。
あと、ICE思ったより人気ある!
正直舐めてた。
今まで生きてきて、ICEが好きだって人に会った事無かったし、
90年代好きって人で、ICE知らない人もいたし、
ブックオフの常連だったし、もっと人気無いイメージがあったわ。
まあ、ブックオフに出回るって事は、それだけ売れたって事なんだけど…