2016年 11/21 東京キネマ俱楽部「ジャンスマ、成人式」:Jungle Smile

http://www.jungle-smile.com/



それでは、まずは昼夜共通のセトリを。




1 片思い
MC
2 同級生
3 冒険(ロマン)
MC
4 東京、さびしんぼ
5 白い恋人
6 翔べ!イカロス

MC のほほんトーク

7 風をおこそう
8 流星スペクタクル
MC
9 チロ
10 希望
11 抱きしめたい
MC
12 おなじ星

〜アンコール〜

13 オオルリ
MC
14 恐竜のヘリコプター



〇バンド編成について

やった曲について触れて行こうと思ったのですが、
そのためにはバンド編成に先に触れておいた方が良いと思ったので。

編成は、ジャンスマの二人に
ベース、ドラム、パーカッション、ピアノ(キーボードも?)、ギター。
ドラムが追加されたのと、
ベースがウッドベースみたいなやつから、いわゆるギターみたいなベースになってたのが
静岡との大きな違いか。
これにより、アレンジに厚みがあり、
よりCDクオリティに近づいた曲が多かったと思いました。
また、曲によっては、ウクレレが参加。
これは静岡と一緒ですね。


ちなみにバンドメンバーは、ギター以外、
ジャンスマが現役だった時に一緒にやってたメンバーだそうです。
それどころか、照明やPAなどのスタッフも当時のメンバーでそろえたとか。
今回のライブは、現役の時の続き、という旨を、
舞台演出の方がつぶやいてましたが、
https://twitter.com/dewam_ikok/status/800747212535832577
当時のメンバーをそろえたのも、そういう意図なんだろうなー、と。
人集めはゐさおちゃんが行ったっぽいですが
「続きやるよ!」って電話で声かけたみたいだし。


で、ギターは、普段の天野さんという方が都合つかなかったので、
The LOVEの内田さんという方が代わりに。
The LOVEはジャンスマと同期で、ゐさおちゃんとも仲良しらしいが、
一緒に仕事するのは初めてなんだとか。
ゐさおちゃんとアイコンタクトしたり、内田さんが視線を送るけど、
ゐさおちゃんはわざと?目を合わせなかったり…といった、
仲の良さを感じるプレイングでした。

アクの強い外見でしたが、『片思い』のギターソロなんかはカッコよかったです。
あと、やたら口元がプルプルしてます。
イクノフから、ゐさおちゃんと外見が似てる事をいじられてましたが、
それほど似てないような…



ちなみに俺の席は最前すぎて、
後列に位置するドラム、キーボード、ベースは譜面台などに隠れて、
ほとんど見えませんでしたw




・片思い

いきなりの『片思い』!
そして、いきなりのイクノフのボーカル!!!
CD同様サビから始まりますが、
ギターはなく、イクノフのアカペラ。
そして、結構な高音なわけじゃん。
これは外せない…けど、当然っちゃあ当然だけど、外さないわけよ。
この出だしの歌いだしで、すべてを持っていき、世界観を形成するイクノフのボーカル…
これには鳥肌ものでしたね。

昼公演時は、イクノフはちょっと涙ぐんでた気がします。
静岡の時も泣いてたしねw

この曲って、じっくりと耳を傾けて聞くようなイメージなんだけど、
ジャンスマの楽曲群の中では、手拍子アリの比較的ノリのよい部類に入るようで、
その辺がちょっと面白かった。


その後のMCは、軽く自己紹介的なもの。
昼公演時は、自己紹介前に色々しゃべりだして
「あ、まだ自己紹介してなかった」と、おちゃめというか天然っぷりを早速見せつけます。
基本、MCは、こんな感じでイクノフがボケてゐさおちゃんがツッコむというのが定番。
夜公演は、それを踏まえてすんなりやってたかな。



・同級生

これまた最高の選曲だ!!!
静岡ではやらなかった、ジャンスマで聞きたい曲ベスト5に入るだろう曲。
8:2で詞の良さが光る曲なのですが、
「もうすぐ上野駅」なんてワードも、チョイス理由かもしれませんが、
それが無くても、十分セトリ入りする人気曲だと思います。
バンドアレンジもCDに近くかなり良かったのですが、
個人的にはボンゴがうるさかったかなー。
無くても良かった。



・冒険〜ロマン〜

静岡でもやった曲ですが、静岡以上の感動があった。
正直、今回一番良かった。

元々好きな曲だ、ってのもある。
静岡以上のバンドクオリティだ、ってのもある。
ただ、一番をあげるとすれば、Cメロからの展開だ。

今回、改めて聞いてみると、ジャンスマって、Cメロが割といい曲多いんだよなー。
特にこの曲は群を抜いていて、
生バンドのCメロからの照明含めてのドラマチックな展開ときたら…
オリジナル越えしたんじゃないかと思う位カッコよく、
Liveバージョン作って欲しいわ!って思う位。
多分テンポも速くなってた気がする。

そして、最前故の、バンドサウンドの圧。
イクノフのボーカルの圧。
この迫力が凄かった。



・東京、さびしんぼ

今回、ライブをやるにあたって、ツイッターでリクエストを募り、
その中でリクエストが多かった(?)曲。
イクノフ自身も、「東京でこの曲を歌いたかった」と言っていたが…
この曲、PCに取り込んでなくて、全然聞いてなかった事をその場で気づくwwww
もちろん、印象的なタイトルだし、曲聞いて、曲というより、
印象的な詞を聞いて「あー、こんな曲あったなー」と思ったんだが…
ラストシングルのカップリングらしいが、
CD持ってるけど取り込んでないだけなのか、
CD自体持ってないのか、それすらわからないw
これは失敗したなー。



・翔べ!イカロス

静岡のような、合唱を促すくだりはナシ。
『片思い』同様、曲調の割にノリの良い曲扱い。





〇MC のほほんトーク

基本、MCは昼夜共通。
イクノフが自由に振る舞うので、一見決まってなさそうですが、
昼夜見ると、同じ内容しゃべってんなー、ってのがわかります。
各バンドメンバーの所にはセトリの書いた割と大きな紙?が床に貼ってるのですが、
イクノフの箇所には、MCの内容まで書いてあります。

そんな中、唯一フリーと思われるMC箇所が、この「のほほんトーク」。
ジャンスマの二人以外は退場。
テーブルが持ち込まれ、長めのトークです。



昼公演は、静岡でもあった、イクノフの地元、妙高についての限界集落トーク

印象に残ってるのは

・イクノフの家は最近まで、一部で床が無かった→土だった、って事?

・家は隙間風が吹いて寒い

・自分一人しかいないのに、どこからか空き缶の転がる音がして、怖い

・この集落で赤ちゃんが産まれたのは、25〜6(この辺うろ覚え)年ぶり

・最近30代の家族が引っ越してきた

・ゐさおちゃん達が妙高に来たときに、イクノフは車で迎えに行った。
ゐさおちゃんは、イクノフが車を運転してる事自体に驚いたw

・イクノフが車を運転すると、皆、上の手すりにつかまって、無言になるw

・イクノフはオートマ限定で免許を取ったが、旦那がミッションの車を用意したので、
ミッションを運転している→そのまま受け取ると、アウトな気がするんだが…



夜公演は、イクノフの出産についてのトーク
女性でないとピンと来ないような内容もあり、個人的には昼の方が面白かったかな。

印象に残ってるのは

・イクノフの出産は愛知県の岡崎の病院で行った。

・大体陣痛が来て1〜2日くらいで出産するらしいが、陣痛が来てから出産まで7日もかかった

・イクノフは出産後、2か月は動けなかった。産んだ赤ちゃんを抱いたのは、出産3か月後

・そんな状態だから、ライブなんて無理!と思っていたが、ゐさおちゃんに、
「ライブは座りながらでも出来るから大丈夫」
「もう会場押さえちゃってるから、キャンセルするとお金がかかる」
と、電話で言われた




その後は、グッズ紹介。
これは、昼夜共通ですが、特筆すべきは昼。
なんと、イクノフは、
今回のライブのために作られた数々のグッズを一度も目にしておらず、
このグッズ紹介のタイミングで初めて見るとの事。
おいおい、これはジャンスマのグッズだぜ?
それをジャンスマの人が見てない、なんてことあるのかよ。
イクノフは色々忙しかった、と言っていたが、
そこまで忙しいのかよ!
グッズの中には、スタッフ達が妙高に行って撮った写真が
多数使われたパンフレットがあるってのに…
写真のあがりチェックしたりしないのかよ!

なお、カメラマンやグッズ、ポスターのデザインなども、
現役時のスタッフが関わってるそうです。



グッズ紹介が終わると、メンバーを一人づつ呼び込んで紹介。
次の曲へと進みます。




・風をおこそう

静岡同様、ラテンっぽいアレンジ。
おそらくライブの時は、こういうアレンジでやるのが固定なんでしょう。
個人的にはCD同様の方がいいんだが…

昼公演の冒頭、イクノフが、
サビのメロディーで「ラララララーララーララー」を一緒に歌おう、と
試みるも、これがグダグダw
てっきり、イクノフと客が交互に歌うのかと思いきや、
イクノフと客が一緒に歌って、そのあと4小節休んで、
また一緒に歌う…ってのをやりたかったらしく、
意思の疎通が合わずにグダるっていうw
ゐさおちゃんからは「打ち合わせにない事するな!」って突っ込まれるしw

夜公演時は、その反省を踏まえてうまく説明し、
また、客も分かってるから、うまくいきましたw


曲が終わり、水を飲むイクノフ。
すると、またサビが始まり「まだ終わってなかった!」というくだりを、
昼も夜もやったのには驚いたw
昼の時は、イクノフの天然かと思われたが、
昼夜やるって事は、決まってた、って事だろうしなー。
そして、夜公演は、さらに追加でもう一回サビ!
これはホントに不意打ちだったらしくて、
逆に、その前のは、やっぱ決まってたんだなー、と思わせられたw



・流星スペクタクル

静岡のライブ参加者に配布された新曲2曲のうち、
表題曲でもあった、こちらが採用。
メニューの名前にも採用されてたし、だろうなー、とは思ってましたw

https://twitter.com/yumi01081030/status/800569548843814912

このCD、物販でも500円で売ってて、
「500円なら、買っておけばよかったー!」と、後から後悔w



・チロ

直前のMCでは、ツイッターからのリクエストで採用となった、
『チロ』と『希望』の説明。

『チロ』は、最後にライブでやった時、
「チロはもう老犬ですが、苦しまずに死んでほしい」と言ったところ、
滑舌の悪さから「チロはクリスマスに死んでほしい」と聞こえ、
会場からちょっと笑いが起きたそうだ。
んで、十数年越しに、そこを訂正したかった、との事。


まあ、何気にこの『チロ』が、イクノフが飼ってた実在の犬、
って事に驚きました。
そうかなー、とは思ってましたが、曲中の一人称が「僕」だったからさー。


それはさておき、この曲は、『タコブ→チョっ!!(いい女 第2巻)』
と双璧をなす、俺の中でライブで聞きたいツートップのうちの1曲だったので、超感激。
すげー良かったです。
「君に眉毛を書いて…」の箇所では、昼公演だけ、眉毛を縁取るようなフリをしてました。



・希望

絶望しか歌ってない歌で、せめてタイトルを「希望」とした。
そんな絶望の歌を、今のイクノフがどう歌うのか聞いてみたい、
というリクエストがあった、みたいなMC。
こういうダウナー系の曲は、ジャンスマの魅力の一つでもあります。
大サビ?の、ザクザク刻むようなリズムの箇所がCDよりも
深く刺さりました。



・抱きしめたい

ラストシングルであり、『東京、さびしんぼ』のA面。
よって、これもPCに取り込んでませんでしたが、
さすがに聞き馴染みがあったので、取り込んでないのを気づいたのは
帰宅後でしたわw

ジャンスマの活動休止の経緯って、良く知らなかったんだが、
結構な自信作であったこの曲が数字として結果が出なかったのが、
一つの理由っぽいすね。



・おなじ星

本編の最後だが、セトリ上、本編の最後に持ってくるのは珍しいとの事。
やっぱ「この静岡で」じゃなく「この東京で」がいいよねーw

昼公演時は、ずっと座って見てたんで、立ってほしいみたいな事を
イクノフが言うも、ゐさおちゃんにたしなめられて、
結局誰も立たなかった…のかな?
後ろの方は確認出来なかったので。
静岡では、結局立ったんだよなー。



・アンコール→オオルリ

『おなじ星』が終わると、演者はそのままステージに残り、
そのままアンコールへw
これがジャンスマ流らしいです。

そして、新曲である『オオルリ』の解説。
オオルリは、真っ青な空みたいな色をした鳥であること、
そして、妙高の自然について。

曲自体は、開演前BGMとして何度も流れていたので、
新曲を聞ける!!!みたいな感動はさほどありませんでしたが、
今のイクノフを象徴する「妙高」感が色濃く出た楽曲だなあ、と。
おそらく、次の新曲は、「出産」とか「母」とかがテーマになるんだろうなあ。
歌い方が、一青窈鬼束ちひろみたいな、震える歌い方?なのが特徴的。



・恐竜のヘリコプター

オオルリ』が終わると、サポメンは全員ハケて、
メンバー二人だけに。
さほど詳しくない俺でも、この布陣になると
「あ、『恐竜のヘリコプター』やるんだろうな」と、ピンと来てしまいます。

まだ、『風をおこそう』とコレしか持ち歌が無い時に、
全国をドサ周りして、その時に一番ひどかったのが、
CDショップの店頭の自動ドアの前のドアマットしかスペースが無かった、
という話をする。

曲が終わると、普通に手を振って退場で終了。




〇イクノフのボーカル

これが素晴らしかった!!!
静岡の時や15周年イベントの時の記憶なんて既にないが、
自分の感想を見返してみると、
その時から、CDクオリティの素晴らしさを保っていたようだ。
なので、今さら驚くべき事ではないのかもしれないし、
過去二回とたいして変わってないのかもしれない。

ただ、印象として、その時よりも凄かったし、何より、「若さ」を感じた気がした。
イクノフは出産を経験して、イチから身体?を作り直した、
みたいな事を言ってたが、それが良かったんだろうか。

それは、ひょっとしたら生命のエネルギー的なやつなのかもしれない。
歌の上手さや感情に訴えかけるような感じはもちろんだが、
この「若さ」というのは、自分でもよくわからないが、凄いなー、と。
最前故の圧の影響もあるかもしれないが。




〇ドラム

この人が、ちょいちょい
「オーイ!」とか「ワン!ツー!スリー!フォー!」みたいな口カウントを
言ったりするんだけど…正直邪魔だった。
カウントはまだわかるんだけどさあ…
「オーイ!」とか唐突に入れられても…それが
『おなじ星』くらいのノリの良い楽曲なら、
まだわかるんだけど、ジャンスマってそういう曲少ないし…
『同級生』とか『片思い』とか『チロ』とか、
そういう曲で入れられると、どうもなー。

ドラムの人に言わせれば、この声もドラムの一つ、楽器の一つ、
って解釈なのかもしれないが、俺からすると、声は声であって、楽器じゃないよ。
ましてや、これが男性ボーカルのバンドならまだしも、
イクノフの声や世界観に重なるものではない、というのが俺の感覚。

とはいえ、このドラムの方は、ジャンスマが現役の頃から一緒にやってる方で、
ファンの方も、このドラムの雰囲気を楽しんでらっしゃるようなので、
これが正解なのは間違いないんだが…




〇衣装

・イクノフ

何と言っていいのかわからないが、ゆったりした感じの服。
昼公演は、着てきた服そのままで出たらしい。
夜公演は一応着替えたんだけど、服の系統が全く一緒なので、
しばらく気づかなかったwww
象徴的なグリーンのショールが昼夜共通だったからさー。

ちなみにこのショール、夜公演時には「おっぱい隠し」と呼んでましたw
出産を経験してイクノフのおっぱいは大きくなったようですが…
話の流れから、「夜公演は昼公演よりおっぱいは大きくなった」ともとれましたw
まあ、わざわざパットでも詰めるとは思えないがw


・ゐさおちゃん

パッと見だと、白と黒の牛柄?の服かと思いましたが、
イクノフにいじられて
「あ、これ、パンダ柄なんだ!」と気づくw
夜公演では、イクノフはさらにこれを「WHOの服」みたいないじり方して、
「あー!あのパンダのやつね!うまい!」と思うが、、
のちのツイッターで、WHOではなく、WWFということを指摘されるw
俺も気づかなかったー!

https://twitter.com/l_maa_l/status/800697271633334272




〇会場の雰囲気

夜の方が、声援も飛んだりして、親しみやすい雰囲気を感じました。
やはり昼夜両方見た人が多く、見る側も二度目となる夜の方が
リラックスして見れたんじゃないかなー、と。
今回は親子席が用意されていたのですが、子供比率は昼の方が多かったようです。
MCの途中で子供がしゃべりだして、イクノフが子供と会話する場面もw




〇自撮り写真

のほほんトークの冒頭、イクノフが携帯を持ち出して、客が映るように自撮り。
それを見てゐさおちゃんの「自由だな〜」というツッコミ。

これは昼夜行われましたが、ツイッターにアップされたのは夜のみ。
https://twitter.com/ikunovs/status/800726029174046720

夜の方が会場も暖まってたし、前列の女性比率も高かったので、
夜の方が採用されたのかなー、と。





そんなところで終わりです。
なんだかんだで、今後もこういうライブは行われそうなので、
また期待したいですね。