2019年 4/27 渋谷REX 「Selfie」:RAZZ MA TAZZ

https://razzmatazz.jp/category/live-schedule/


前から3列目ほどでの鑑賞。
満員ですが、人と人との間は、そこそこ余裕あり。


男女比は6:4くらいで女性多いかな?
でも、半々くらいにも見えます。
やはり年齢層高めですが、
母娘っぽい若者も見かけます。
近くで37歳のビーイング好きの人の会話が聞こえて
「俺より年下なのに感心だなー」とか思っていたら、
後にそのグループの一人が知り合いだと分かって、
世の中狭いなーと思いましたw






バンドメンバーが先に登場し、最後に唯一のオリメンであるボーカルの阿久さんが登場。
思いのほか少ない歓声に「もっと盛り上がって!」とか言いますw
でも、わかるんだよなー。


というのも、直前のニコ生とかHPの写真とか見て、
「あー、阿久さんってこんな感じなんだー」と、ビジュアルを認識してたんだけど、
それとは違う印象を受けたんだよ。
俺も当時のビジュアルをしっかり認識してたわけじゃないんだけど、
登場した阿久さんは「あ、これこれ、こんな顔してた!」と、
懐かしく思うような顔をしてた。
この変化に驚き、思わず声が出なかったのよ。
それを、きっと他の人も感じたんじゃないだろうか。
なんか、後のMCでは、エクステとかつけてたっぽいね。



そして1曲目は『MERRY-GO-ROUND』!!!
事前に既存シングル曲のリアレンジ3曲+新曲1曲の4曲入りのミニアルバムを
通販で出していたのですが、そのリアレンジバージョンです。
さらにいきなりのタオル曲www
いや…大体こういうのは会場暖まってきた時にやるんじゃないの?
開演前物販でも「タオルを回す曲があります」とかいって宣伝してたけど、
その曲がまさか1曲目にあるとは。
てっきり別にタオル曲が用意されてるのかと思ったけど、結局ここだけだったしw



ついでにミニアルバムにも触れておきましょうか。
個人的には素晴らしいリアレンジ。
もちろん、オリジナルをガッツリ好きな人は賛否があるのかもしれないが、
美メロはしっかりそのままで、洗練された新しいアレンジを聞かせてくれます。
オリジナルの良さを損なってない、正当進化という印象です。
新曲の『お守り』も、らしさがしっかり感じられる良曲。



その後も『Regret』『Private Eyes』などの、
聞きたかったシングルを披露。
『Private Eyes』ってデビュー曲だったのね…
それすら知らなかったけど、これがデビュー曲って震えるわ。


セットリストはこちらを参照↓

https://twitter.com/RAZZ_MA_TAZZ_jp/status/1122385534876184576


『消えゆく想い』ってやってたのか…w
なぜか俺『天気雨』をやってたような気になってたw



個人的クライマックスは『Season Train』。
基本的にラズマタズの曲って、
いい感じのラズマタズらしさがどの曲にもあって、
それが結果、どれも似たような印象も与えてしまうのだが、
ライブでこう流れで色んな曲を聞いていったら、
この『Season Train』がめっちゃいい曲に聞こえて、
もちろんライブで盛り上がるタイプの楽曲というのもあるけど、
多幸感もあって、いい雰囲気で、とても素晴らしかった!



『紙ヒコーキ』のサビ終わりでは、ファンが持参した紙ヒコーキを
ステージに飛ばすのがお約束らしいw
こんなの初めて見ました。
阿久さんも、ツイッターで折り紙もってくるように言ってたけど、
良く分からないからやめましたw
折り紙だけ持ってきても、紙ヒコーキ作ってないとダメじゃん!

旧来のファンからのたくさんの紙ヒコーキが飛ばされて、とりあえず一安心。
少なかったら、あまりにも悲しいからさーw
サビの「大丈夫だよ」の箇所は、客にマイク向けて歌わせるシステム。



こうして見ると「Whoopee Basket」からの曲が多いのかな…?
『LOVE Re-Do』入ってるし、人気アルバムだったのかな。


曲はバンド演奏だけど、
『僕のままで 君のままで』のイントロ部など、
一部ではCD音源(に近いもの?)も流してました。
裏にマニピュレーターに相当する人がいるのかな?
キーボードでは弾いてる様子はなかったか、
マニピュレーター的な事は出来るのかもしれない。



アンコールの最後に演奏された『MESSAGER~遠い君に贈る歌』は、
亡くなった三木さんへのメッセージみたいなのもMCで述べられ、
トータルで良い演出でした。



セトリで意外だったのは、
『LOVE Re-Do』と『夜明け』が無かった事。

『LOVE Re-Do』は、ラズマタズが世に広まるきっかけとなった
スマッシュヒット的な曲だし
(と思ったが、Wiki見たら、セールス的には全然みたいだったけどw
一番売れたシングルくらいに思ってたw)。

『夜明け』は、「あずきちゃん」のエンディングに使われ、
タイアップ効果で広く知られた曲だったので、
この2曲は絶対やるだろう位に思ってたのに、
まさか2曲ともないとは…

他にも『あじさい』とか『FRUiTS』とか、
やってないシングル曲も割とあるので、
次回以降のリベンジ案件と言えましょうか。
ラズマタズ側も、あえて出し惜しみしたのかもね。







〇バンド編成

ギター、ドラム、ベース、キーボードと、シンプルな感じ。
でも、オリジナルはギターとアコギがいて、キーボードはいないんだよね。
その編成の変化も、旧来のファンなら楽しめるんじゃないでしょうか。

バンドメンバーはビジュアル系の人が多いらしいですが、
とにかく若くてイケメンが多い!
このパターンはかなり珍しいんじゃないでしょうか。
とくにギターの人は、阿久さんが息子扱いして可愛がってましたw

キーボードとドラムの人は、格闘ゲーマーのカワノさんをよりカッコよくした感じ。
といっても、キーボードとドラムの人同士はそんなに似てない。
顔の系統と辿ると、カワノさんのタイプかなーって感じ。


ベースの人が一番年配そうに見えた。
といっても若いです。
ニコ生を見た限り、ラズマタズの楽曲の良さをしっかりと理解している印象でした。


今回の復活ライブは、阿久さんのソロプロジェクトみたいな形で、
バンドメンバーは、サポートメンバーって形だと思いますが、
阿久さんは、このメンバーで今後もやっていく、みたいな事を言っていたので、
実質これが新生ラズマタズ、と言ってもいいんじゃないでしょうか。
これからライブを重ねて、ライブメンバーが馴染んでいき、
空気感も面白くなれば、もっと楽しいバンド、楽しいライブになるでしょう。





〇MC

一番印象的だったのは、3曲目の『お守り』。
新しく出たミニアルバムの唯一の新曲で、
直前のMCでも、そのミニアルバムの宣伝をして、
それから『お守り』を演奏してた。

ところが、4曲目と5曲目の間のMCでも、
同じような事をしゃべって、もう1回『お守り』をやろうとしたのよwww
そんな事ってある?!
ベースの人がツッコんで、阿久さんも誤魔化してましたが…
ワンチャン意図的にボケたようにも思いましたが、
やっぱり明らかな間違いだったかなー、と。
なんか、病気的なものを心配してしまうような忘れっぷりだった。




序盤~中盤にかけては、阿久さんが思い描いている理想ほど
盛り上がってないような印象も受けた。
ただ、現役時代どういう盛り上がり方だったかは知らないが、
ラズマタズって、ワイワイ盛り上がる感じじゃなく、
美メロをじんわりと楽しむ感じだから、いいんじゃないかな。
中盤以降は馴染んできて盛り上がりもあったし、
バンドメンバーのツイッター見ると、客席で泣いてる人も結構いたみたいだし。

あと、お腹が出てるのを気にしてるようだった。
確かに、見た感じ、出てるなーって思ったもんw





〇コーラス

新生ラズマタズの唯一の不満はここだろう。

今回ライブに向けてラズマタズを聞くにあたって、
改めて感じたのが、コーラスワークの美しさ。
元々コーラスは、音楽を聴く上でのツボ要素でもあるのだが、
ラズマタズの楽曲は、そのコーラスワークが心地よく美しく、
魅力の一つになっていた。


だが、新生ラズマタズは、そのほとんどが失われていた。
まあ「新生」だからしょうがない。
ロック色は強くなってるし、いつまでも過去に縛られていてもしょうがない。
こういった変化は受け入れるべきなんだろうけど、ちょっと残念だったかな。





そんなところかなー。
もうちょっと書くことあったような気もしますが、時が経っていい感じに忘れましたw
7月くらいに次回ライブがあるようなので、もう1回くらいは参加してみてもいいかな。
やってない曲もあるし。