2012年 7〜8月 第6回アニソングランプリ 予選

http://anigp.animax.co.jp/entry/entry03.html

第4回くらいからUstreamで視聴しているのですが、
今年は予選から全会場視聴するというハマりっぷり。
予選の感想を書こうと思いつつすっかりタイミングを逃し…
決勝も終わったこのタイミングで予選の感想を書いてみようかと思います。






・合格者人数
いつもは優勝者と準優勝者が決勝に行けるのだが、
今年は決勝に行けるのは優勝者のみ。

各予選会場でWEB審査進出者を2名
(視聴者投票1名、審査員推薦1名、だったかな?視聴者投票2名だったかも)出して、
さらに全会場のWEB審査合計12名の中から、
視聴者投票で4名だけが決勝に行けるというシステム。

過去に準優勝者からいい所まで行った人もいたし
(HIMEKAもそうだったような…?)、
単純に門が狭くなるつまらなさもあり、
うーんこれはどうなんだろう…と思いました。


けど、決勝を見ると、WEB審査から勝ち上がった4名が
地方予選優勝者より高い得点を叩き出しまくり、
みんな良い成績だった事を見ると、
単に門を広くしても無意味&
視聴者投票から決勝へ行った人の人数は増えたわけだから
(去年までは1人とか2人とかそれくらいだったような…?)、
視聴者投票からの間口を広げてより良い人材を
決勝に送り出したという事で、意味のあるシステムだったように思えました。






・札幌予選(7/14)
イチオシは自衛官の人。
いきなりほふく前進で登場というパフォーマンスで掴み、
坊主が似合う爽やかな外見からトリコの『ガツガツ!!』を歌唱。
これがまた上手く惹きつける要素が十分にあり、
かつ他の似たり寄ったりな面々と明らかに違うテイストで素晴らしかった!
結婚して子供もいる、という要素も色を添えた。

全体的なレベルはイマイチな方だと思う。



・仙台予選(7/16)
なんか秋田の中学生くらいの子で、電波っぽい歌を歌った女の子が可愛かったなー。
他にも佐咲さんのファンの秋田の人とかいたりして、
秋田出身の僕としては嬉しかったかな。
30オーバーも二人くらいいたり、いい味出した男性デュオがいたり、
印象的な面子も多く札幌よりは楽しめた。

イチオシは杉澤千秋。
歌った曲がマクロスFあたりの全く知らない曲で、
非常に雰囲気がある難解な曲だったんだが、その曲を見事に歌いこなし、
独特の雰囲気&自分の世界観で魅せてくれた。
視聴者投票でWEB審査にも選ばれ、良かったと思います
(僕も投票しました)。



・名古屋予選(7/21)
一番ピンと来ない予選だったなー。
終盤に良い歌唱をされた方が固まっていた印象。
WEB審査に残った人も、あの面子の中では妥当…という印象だったが、
今となってはサッパリ覚えてないw



・大阪予選(7/22)
一番ハイレベルな大阪。
まずニコ生かなんかで有名な歌い手さんが参加してるとかで、
ツイートはその話題でもちきり。
一人凄く有名な歌い手がいて、それ以外にもそこまで有名じゃないけど、
やはり動画や生放送で配信してるであろう歌い手が2人くらい参加しているらしく、
さらには「誰それは以前事務所に所属していた」みたいなツイートも飛び交い、
ツイートの雰囲気、空気もいつもと違います。
その影響か視聴者数も3000人くらいいたかな?
他の予選より1000人くらい多い。


しかし僕の中の最大のメインは、元ハレパンの大空さやが参加する、という事。
うたスキ動画でカラオケ動画を公開している彼女は、その動画の中でも
比較的人気の高いであろう『星間飛行』をチョイス。
だが、この選曲…ずーっと予選を見てきた人には分かる、
「比較的多くの人が歌う歌→単純に聞き比べた時に、よっぽど抜きん出てないと埋もれてしまう」
曲だと思うんですよ。
見てる側からすると選曲の面白さってのも惹きつける要素の1つだし。

で、彼女の歌声は、フツーでした。
フツーの星間飛行だし、その他大勢と大差ない歌声でした。
下手では無かったけど、特に魅力も感じないというか…
フリ付きだったけど、目を引くようなものでも無かったし。
当然予選通過はならず
(でも一応投票した。きっと選ばれないだろうなーと確信めいたものを秘めて)

彼女の紹介コメントの時
「第4回にも出場した」ってあったのがびっくりしたなー。
事務所に所属してるとこのアニグラには応募出来ないから、
2年前には確実に事務所辞めて素人になってたって事でしょ?
まあ、時系列から考えれば不思議では無いのだが…



印象に残ったのは、前半に登場した高田治。
トークやたたずまいが独特で、変なマイクの持ち方から
素晴らしい歌声!!!
ちゃんとボイトレのような指導を受ければもっと化けそうな感じがした。
彫刻をやってるとか言ってたけど、今軽く調べたら、
HPもあってかなりキチンと活躍されているご様子。


WEB審査を通過した鴨池彩乃、齋藤淳は文句無いね。

鴨池は文句なしのルックスと父がジオン軍を愛し、
母が声優の追っかけをしていて、自身ももちろんアニメ好きという
アニグラには必要なアニメ愛をDNAレベルから刷り込まれていて、
『HANAJI』とかいう跳ねた楽曲をしっかりと歌いその存在感を示し、
さらにアピールタイムで様々な声色を披露するなど、
非の打ち所の無い即戦力感と個性を兼ね備えた逸材
(ツイートによると事務所所属経験があるらしいが?)。

齋藤は昨年の決勝大会にも出場した人。
去年は不合格なら実家の酒屋を継ぐ、と断言していて、
その割にまだ出るのかよ…という気もしたが、
場慣れしたステージングと安定した歌声とモノマネは
確かなモノがあった。
既に人気のある人だから、逆に推したくない、ってのもあるがw



名前忘れちゃったけど、サトシのコスプレして
兵庫県マサラタウンから来ました!」とか言っていきなり
ピカチュウのぬいぐるみをぶん投げた人も良かったなー。
そのパフォーマンスに負けない歌唱力で、かなりの完成度だと思った。
やっぱオーディションって、こういうエンタメ要素があっていいし、
似たり寄ったりな面々が続く中で、いかに目を惹きつけさせるか、
感動させるか、がポイントだと思うからさー。


前評判の高かったニコ生歌い手さんは、悪くなかったけど、
その上がりまくったハードルを越えていたとは到底思えず、
肩透かしをくらった格好。
同様のツイートもいくつか見られ、歌い手ファンとそれ以外で
変な空気になってたw


優勝した下村涼葉は、外見と雰囲気とダンスと年齢はいいなー、と思ってたので
(歌以外はいいなー、と思ったw)結構納得出来る優勝者。
アイドル好きにはグッと来る。
…ていうかはてなキーワードWIKIまであるじゃねーか!
何者だコイツはw



審査員に東芝EMIという今までアニグラではお目にかからなかった会社の方がいて、
「どういう経緯で?」と思ったが、
なんとアニグラのファンで第一回大会に応募したという経歴の方!
時の流れを感じるというか、参加側から審査側に回るとは…




・福岡予選(7/28)
一番出場者が少ない福岡。
そして審査員にいよいよ山内さんが登場した会場。
第4回決勝でインパクト大だったアフロの時任さんの知り合いが出たり、
いろいろ個性的な面子もいた気もするが、全体的にはそんなでも無かったかな。



・東京予選(8/4)
外出してたので14:40くらいから視聴。
大阪ほどでは無いにしろ、レベルは高かったように思う。
ただ、今となってはほとんど記憶に無い…

唯一記憶に残ってるのが、WEB審査にも選ばれた小野寺萌。
引きこもりみたいなバックボーンと他に類を見ない
パワフルな歌声&巨乳で圧倒的な存在感でした。




・WEB審査
1日4人まで投票できて、上位4人が決勝へ進めるシステム。

僕が投票したいと思ったのは、
小野寺萌、鴨池彩乃、杉澤千秋の3人。
もう一人は強いてあげれば大会常連でキャラクター性もあった
妹川和夫さんかな…
まあ、僕の投票もむなしく鴨池さんは余裕の通過だったものの、
小野寺さんと杉澤さんはあっけなく落選。