2012年 10/7 第6回アニソングランプリ 決勝

決勝のルールは従来通り。
第一ラウンドと第二ラウンドでアップテンポかスローかどちらかを選択、
2コーラス歌う。
ちなみに第一ラウンドでスローを選択したのは遠藤ゆりかのみ。




・第一ラウンド
得点上位5名+敗退者から視聴者投票が多かった1名が第二ラウンドへ進出できる。
審査員は10名でそれぞれ持ち点は10点。
全員10点なら100点、って事ですね。
普通は7点、良いと8点、みたいな感じかな。
審査員コメント聞いてると
「次の曲も聞きたいので8点つけました」みたいなのもチラホラ聞こえたけど…

歌唱順は事前のHP上でのPRバトルとかいうので決まったらしいが、
その辺はノーチェック。
しかし、PRバトルで勝った人々が良い歌唱順をゲットして、
結果的に第二ラウンドに行ったみたいなので、意味はあったんだなー。



前半5人が敗退し、後半5人が勝ち進むという展開。
しかもWEB予選組は全員通過。
優勝って何だったんだ…という気もしないでも無い。

落選者では下村涼葉が惜しかったなー。
トップバッターで79点という比較的良い点数を叩き出し
(トップでは歴代最高説も)、
パフォーマンスも割と良かった。
前半戦はずーっとトップを死守していたのに、
後半戦は他の皆が全員80点以上出して、
トップから合格圏外という激動の心境を味わう事に。
視聴者投票でも同じく79点だった中川雅美子に
70票くらいの僅差で敗れ、第一ラウンドで敗退…


勝ち進んだ方々は納得の面子。
齋藤さんは圧巻のライブ慣れしたパフォーマンス。
山内さんのコメントも良かった。
鴨池さんは地方予選同様のノリの小林ゆう楽曲を歌いこなす。
アレはもし審査員の得点が低くても、
視聴者投票で勝ち上がれる事を狙った選曲にすら思えたw
大木さんも上手かった!




・第二ラウンド
例年通り1対1のマッチアップ方式。



○マッチ1 遠藤ゆりか『純潔パラドックス』 VS 岡本菜摘『Brave Song』

遠藤さんは水樹楽曲にしては歌えてる方。
ていうか似てる。悪くない。
しかしこれと言って秀でてないし、一部投げやりに聞こえる部分も。

岡本さんは下手では無いんだろうけど、特別グッと来ない。

難しい対決だなーと思いましたが、3:7で岡本さんの勝ち。



○マッチ2 中川雅美子『おもかげ』 VS 鴨池彩乃『君という光』

中川さんは第一ラウンドの時はピンと来なかったけど、
この『おもかげ』は思いのほかいい。
雰囲気もあるし、歌声の強弱というか抑揚、表現力もあった気がした。
マッチ1の二人よりいいかも。

鴨池さんには鳥肌たった!
まず、それまでの小林ゆうの跳ねた楽曲と違う曲を歌った時に
「一体どういう歌声なんだろう?」という単純な好奇心&
GARNET CROWというアゲな選曲で高まる期待感…
そしたら、歌いだしの第一声…めっちゃ本家に似てる!
声の質感、湿感が特に似てる。
いやまあ、似てるからいいってわけでも無いんだけど、
単純に上手いなーと素直に思えるし。
ただ、サビでちょっと落ちたかな。
A,Bメロは良かったんだけどなー。


2:8で鴨池さんの勝利。
僕も鴨池さんだろうなー、と思いましたが、意外と悪くない勝負。



○マッチ3 齋藤淳『STILL LOVE HER』 VS 大木貢祐『ANGEL VOICE

貴重な男性ボーカル同士で戦うハメになったマッチ3。
二人ともとても上手で甲乙つけ難い。
個人的には齋藤さんの方が…と思いましたが、
結果は1:9で大木、という大差!!!
まさかここまで大差になるとは思いませんでした。
しかも唯一齋藤さんに入れたのが、
前回大会で、素直にアニグラを諦めて実家の酒屋を継ぐように勧めた
審査委員長の山内さん、というのがまた良かった。




・決勝ラウンド
例年通り1曲ずつフルコーラスで歌って、
3人歌った後ゲストライブでたくさん時間を使って、
優勝者を発表するという流れ。



1番手 岡本菜摘『インフィニティ』
この決勝大会で唯一被った曲。
なんつーか、決勝、って感じじゃないかなー。



2番手 鴨池彩乃『涙のハリケーン
すいません…選曲の時点で発狂ですw
ボンブラの時点でうおおおおおってのもあるし、
ボンボヤじゃなくてこっちか!ってのもあるし。
ビーイングが連続なのは偶然なのか彼女自身がビーイング好きなのか…
おそらく前者だろうけどw
サビなんてフリ付きだぜ?
あの手回してキックするあの特長的な動き!
本家ですらyoutubeのライブ映像見るとキックとかしてないのにw

大サビ前ではモニター前でケチャしちゃったよw
もうそれくらい個人的には大熱狂です。

ただ歌唱レベル自体は期待したほどでは無いかな。
レベルは高いだろうけど、「鴨池さん」というハードルは越えてない感じ。
まあ、僕は楽しかったけどねw



3番手 大木貢祐『Butter-Fly』
上手いけど、こういう大舞台でのパフォーマンス能力も加味するなら、
齋藤さんの方が良かったなー、とか思ったり。




ツイートでは大木さんか鴨池さんのどちらか、という意見が大半を占める中、
優勝はまさかの岡本さん。
第4回の時もそんな展開だったし、岡本さんの可能性もあるかなー、
とは思ってましたが…うーむむむ。
審査委員長である山内さんが彼女の声質を気に入った、
ってのが大きいと思われる。
あとは特にコメントは無かったけど、
伸びしろなんかも考慮したんじゃないかな。
大会委員長の水木一郎が挨拶で
「優勝者はデビューしないといけないから、伸びしろよりも即戦力だ」
みたいな事を言っちゃうからさあ…
そんな事言われたら「伸びしろも考慮しました」とは言えないでしょうし。


コメントで珍しかったのは
「決勝のパフォーマンスは3人とも期待したほどでは無い」
と明言した事だ。
あんまりこういうのって、この手のオーディションで耳にしないでしょ?
それで、第一ラウンドや第二ラウンドの歌唱も踏まえて決めたって事らしい。
山内さんは第一ラウンドで、今大会唯一の10点を
岡本さんにつけてるんですよね。
その時点でもう決まっていた、とも言えるか?!





まあ、僕としては鴨池さんの今後に期待したいですw