2012年 11/3 仙台サンプラザホール PRINCESS PRINCESS TOUR2012 〜再会〜:PRINCESS PRINCESS

http://www.princess2.net/live/

1Fのかなり後ろの方から参加。





ステージは白い幕で覆われていて、開演までPVが順不同で流れています。
その中に、カセットテープ時代の『TOKYO彼女』のPVが!!!
このPVが収録されているVHSないしDVDなんてあったっけ?
俺は初めて見ました。
キャピキャピした内容ではないものの、当時の路線や若さもあってか、
みんなべっぴんに見えたなー。



定刻を5分ほど遅れて開演。

まずは白い幕に3.11以降にメンバーがやり取りしたと思われる
短文メールのやり取りが一文ずつ表示。
白バックに黒字だったかその逆だったか…
フォントや文字の表示方法にこだわりもなく、簡素な印象。
BGMは既に覚えてないけど、
『One』の間奏や『THE PRIVATE FANFARE』テイストの
クラシックの雰囲気のある曲だったと思う。


そして、流れてくるのは…

この動画を見て欲しい。
プリプリの解散発表シングルである『Fly Baby Fly』。
そのラストライブでのイントロ…メンバー紹介が音だけで流れる。
そのメンバー紹介にあわせて、
白黒の現在のメンバーの静止画に近い動画が一人ずつ流れる
(ちなみに奥居香の時は、kishitani kaoriの表記)


そして、当時VHSを結構見た俺にはとても印象的なあのセリフ…
「私たちは…5人でプリンセスプリンセスでした」
で、ズバーン!と幕が下りて演奏が始まる!!!という趣向。
はっきり言って最高です。
16年前のラストライブのラストの曲(実際はアンコールがあったけど)から
今が繋がったかのような、そんな錯覚、そんな演出。
今思い出しただけで感動と興奮で部屋をうろうろしてしまうような、
もうとにかく最高の一言です。
これ以上のものが思いつかない。
目頭が熱くなりました。



セトリはこんな感じ。

1.Fly Baby Fly
2.OH YEAH!
3.世界でいちばん熱い夏
4.GO AWAY BOY
5.ジュリアン
6.WONDER CASTLE
7.KISS
8.STAY THERE
9.ROMANCIN’ BLUE
10.パパ
11.ムーンライト ストーリー
12.M
13.One
14.SEVEN YEARS AFTER
15.GET CRAZY!
16.ROCK ME
17.BEE-BEEP プリプリ サミット
18.へっちゃら
19.パイロットになりたくて
20.GUITAR MAN
21.Diamonds

  • アンコール-

22.I LOVE YOU 〜窓辺にて〜
23.DING DONG

  • ダブルアンコール-

24.HIGHWAY STAR
25.19 GROWING UP 〜ode to my buddy〜


みんなの感想でもあったように、納得の神セトリ。
俺はプリプリの曲でも、たいして好きでない、あまり聞いてない曲、というのが
割とあるのだが、そういう曲が特に無かったのは有難い。
まあ、このタイミングでのライブでマイナーなレア曲をやるとは思えないし、
過去のライブの定番曲やベストの選曲からすると、
こんな感じのセトリになるだろうなー、というのは予想の範囲内ではあったが。
何と言ってもこのボリュームが嬉しいね。


最初のMCは4曲目か5曲目のあとだったと思う。
いきなりMCだった夏フェスの老人っぷりからすると、
MCナシでこれだけ続けていけるのか!というのがまず驚き
(いきなりMCの理由はパンフを読んだら分かりました)。


MCは15分くらいの、全員が前に出てきて椅子に座ってMCするコーナーが中盤にあり、
そこで奥居以外のメンバーがしゃべる感じ。
この座りMCはプリプリのライブでは定番みたいね。
他のパートのMCは奥居だけ、というスタンス。
とはいえ、最初の方のMCでは奥居があっこちゃんをいじるパートがありました。
あっこちゃんは学校の都合で仙台に良く来ていて、
いきつけのお店があるとか新幹線などでお決まりの行動パターンがあるとか、
プリプリ時代は一人で新幹線とか一番苦手だったのに、とか
今学校の副校長やってる(会場からへぇ〜の声)、メンバーで一番の出世頭とか、
そんなん。



冒頭のMCでは仙台の事にも簡単に触れつつ、
震災きっかけで再結成されたけど、震災の暗い話はしない。
楽しい気持ちで帰って欲しいから、楽しい話しかしません、と明言。
このサバサバしてポジティブな感じは、
俺の好きな林原めぐみにも通じるテイストが感じられ
「あぁ…俺こういう性格好きなんだなー」としみじみ。




座りのMCでは、あっこちゃん以外の4人に、解散してから何やってたか、的話。

○きょんちゃん
「私、解散してから一回デビューしてるんだよ」と、
W-VISIONの話wwwwwwww
まず、W-VISIONで活動していたことを
渡辺…知ってる
奥居、今野…知らない
中山…何となく知ってるような…
というレベル。
いや再結成してから今まで話す事いっぱいあっただろうに、
何で今の今までその事が話題にならなかった?!?!?!
この知ってる知らないでメンバー間の仲の良さが分かるね、みたいな話もw

さらに奥居がメンバー構成を聞いていき
打ち込みである事にびっくりしたり、
当時きょんちゃんは緑色の髪の時代があった、
似合ってた?と客に聞くと「似合わない」という返答www


○ともちゃん
なんと、超ガラガラ声!!!
奥居が可愛そうだから、あまりしゃべらせたくない、
と気遣うのも納得なほどひどい声。
その理由が「痰がからんだから」というのも年齢を感じる理由w
なんでも今日のリハの時は何でもなかったのに、
始まる直前になってこの声になってしまったとか。
結局この声はライブ中に回復する事はありませんでした…


○かなちゃん
今所属しているバンド
「VooDoo Hawaiians」の紹介、宣伝など。
来年にはプリプリよりVooDoo Hawaiiansの方が所属年数を上回る、
というのが驚き。





座りMCではお客さんから
「何か聞きたい事あるー?」みたいな感じで質問コーナーも。

・来年は?
今年限定を謳っているから、即否定するかと思いきや、
「どうする〜?」と香ちゃんがみんなに聞く感じ。
子育てや副校長といったそれぞれの仕事や都合がある事を言いながら、
明確な否定をしなかったのが印象的。


・新曲は?
「考えもしなかった」と返答しつつ、
「みんなは新曲発売されたら楽しみに待って買えばいいだけだけど、私達はレコーディングしてプロモーションしてPV撮ってジャケット撮影して…」と
リアルに大変な諸々を羅列しつつ
「ゴメンナサイ」と頭を下げてちょっと可愛く謝罪w


・紅白は?
「私達のところにはまだ何も来てないけど〜?」
「でもどうしてもって言うなら出てみてもいいかな〜」
と、上から目線っぽい言い方になって、
NHKの人、ゴメンナサイ」と、上から目線な発言を謝罪w 


他には
「本当は東北6県だけでライブやって、武道館すら考えて無かったんだけど、いろいろあってこういう形になった」
「今のマネージャーは昔のマネージャーと一緒」
みたいなのが印象的なトークかな。






曲について

・WONDER CASTLE
もちろんおなじみのボックスステップ!!!
こういうお約束を一つ一つ体験する事が感動なのです。


・KISS
比較的意外な選曲。


・STAY THERE〜ROMANCIN' BLUE
この繋ぎって過去にもあった?
なんか『STAY THERE』が終わりにさしかかって、
「次はROMANCIN' BLUEかな〜?」とか思ってたら、
ホントに『ROMANCIN' BLUE』が始まってびっくりしたw


・パパ
座らせてMCを挟んでから
(このMCが5人の長い座りMCだったかもしれません)。
曲前MCで香ちゃんが
「プリプリの曲を歌う時は、それぞれの曲を書いた時の気持ちになって歌うけど、この曲は、自分の娘の立場になって歌う」みたいなフリで始まる。
この曲自体はそんなに好きじゃないけど、プリプリの人気曲だから、
まあやって当然の曲。


・ムーンライトストーリー
うおおおおおおおお!!!!っとなる位想定外のツボ曲!
けど、パパで座ってたので、この曲も座りで聞く事に。
立ちでも良かったなー、と思いつつ、しみじみと味わいました。
Bメロのコーラスが無いなー、ともちゃんの声の調子が悪いから?
その割には、他の曲ではコーラスやってるしなー…と不思議に思ってましたが、
全く気付かなかったんですが、今年出たベストアルバム「再会」だと
コーラスが無くなってるんですよ。
これは…一体どういう事なんでしょうか?


・One
間奏のクラシックな部分は、特に弾いたりしないのね。
キーボードである程度音出したりしてるのかと思った。


・BEE-BEEP
ともちゃんのかすれ声が痛々しかった…
きょんちゃんのセリフの時は、スタッフが張り付いてて、
セリフの時だけマイクをサッと動かし、
言い終わるとまた戻してました。

曲最後のセリフはCDと違い、
それぞれが「サンキュー!」みたいな事を言う。
で、最後きょんちゃんがドラムを一瞬止め、
今度は自分でマイクを動かして「サンキュー!」と言って
ドラムをドカドカ叩いて終了、みたいな感じだったと思う。


・へっちゃら
「ヘイ!ヘイ!ヘイヘイヘイヘイ!」みたいな、
ライブビデオで見た事がある煽りをしばらくやって、
「私ねえ…私ねえ…持ってるんだー!」みたいな
これまたライブビデオで見た事あるやつをやって終了。
本編はほとんど歌ってないショートバージョン。


・Diamonds
曲前MCで
「ヒット曲の重さに縛られた事もあったけど、この曲があったから今こうして活動できる」
「今までたくさん素敵なダイヤモンドがあったけど、今日また素敵なダイヤモンドが生まれました」
みたいな事を言ってた気がします。


・I LOVE YOU〜窓辺にて〜
アンコール一発目(衣装替えは無し)は、
スタンドマイクを5本立てて、
5人のコーラスで聞かせるというもの。
アレンジも違ったような…?
暗めの青い照明で、星空をイメージさせる感じ。

ただ、終盤ともちゃんが喉だか顔だかどっちかを押さえて
なんだか辛そうにしてるのが気になった。
喉だったら「あー喉痛いんだなー」って感じだけど、
頭だったら「え?体調悪いの?立っていられないとか?この後ライブ出来るの?!」
とか心配になっちゃうからさー。


・DING DONG
時期的に武道館やドームではやるだろうと思ったけど、
仙台はさすがに時期が早いからやらないだろう…と思ってたら、
やったので驚きましたw
まあ、好きな曲だからOK!


・HIGHWAY STAR
ダブルアンコール一発目。
ここで皆今年発売されたいろいろなTシャツを着て登場。
Tシャツのデザインはかなちゃんの夫がデザインしたものらしい
(どのTシャツかは忘れましたw)
密かに俺はかなちゃんが結婚してたという事実に驚きましたw
子供はいないけど結婚してたパターンか…

そして
「この曲はとてもプリプリらしい1曲です」みたいな曲フリで演奏。


・19 GROWING UP-ode to my buddy-
ラストはこれ以外あり得ません。
タオル投げる煽りもあったので、
夏フェスでは出来なかったタオル投げにもチャレンジ!
意外と問題なく投げれたのですが、
タオルを投げてると周りが見えないので
「会場全体でタオルを投げてる所を目に焼き付けたい!」
と、2回くらいタオル投げずにジャンプで。
そしたら、会場の3割くらいしかタオルを投げておらず、
アレって感じでしたwwwww



○その他印象的な仕掛け


・ひらひら
序盤(2〜3曲目?)で、ステージからパーン!と勢いよく長い紙が大量に飛び出し、
会場全域を覆うくらいまで上からひらひらと。

・ハート型のカード
終盤(おそらくDiamonds)の時、
天井からピンクの小さいハート型のカードが
紙飛行機みたいにひらひらと大量に落ちてきて、綺麗でした。
こちらは大量とはいえ、前述のひらひらほどの数は無く、
俺は拾えませんでした…


・爆発
何かの曲(後半戦だと思うが…全然思い出せないw)が始まる時に、
特効でズドーン、と。
俺はもちろん香ちゃんもびっくりしてたように思う。


・旗
何かの曲(へっちゃら辺り?)で
あっこちゃんとともちゃんが黄色い旗持って回して
ステージ横の方に行ったりしてたなー。


・ドラム
今回はグッズのロゴにもなってるハートのPに羽生えてるやつが
描かれてました。
昔のままでも良かった気もしますが…まあ、悪くない。


・ステージ
背景中央には、巨大なハートマークにPの字。
かつてのツアータイトルを連想させていい感じです。




○2日目(11/4)との比較
セトリで言うと

ROMANCIN’BLUE→ロマンス

HIGHWAY STAR→パレードしようよ

この2曲が変更。
ROMANCIN’BLUEとロマンスはロマンスの方が好きだけど、
同じようなイメージの曲だからまあいいとして、
パレードしようよは大大大好きな曲なので、
セトリ的には2日目の方が良かったなー。
まあ、練習時間もあまり無さそうなイメージだし、
全く同じセトリを想定してたので、変更がある事自体凄いと思った。


他にも軽部アナめざましテレビの取材で開演前の会場入り口をうろついてたり、
ともちゃんの声が1日目より良かったり、
ミッツさんは相変わらず2日目も来てたみたいだし、
2日目の方が色々と美味しかったなー。


まあ、それらのプラス分を差し引いても、
初日の新鮮味を味わう、というのが勝ってるので、まあいいか。





そんな所かなー。
3時間15分という大ボリュームと、
隣の俺より若そうなイケメンサラリーマンのベストなノリ具合で
楽しく盛り上がる事が出来ました。




ついでにパンフレットも今読み終わったけど、
一気に読む事は出来ないくらいのボリューム!!!
情熱大陸よりも、オールナイトニッポンよりも、
何よりも詳しい知りたかった事がたっぷり書かれたインタビュー。
ALL THAT LOVEの細かい描写を読むと、
それだけで「行って良かった!」って思えるし、
何故セトリに『I LOVE YOU』が選ばれたのかも書いてるし。
これ読んでから、ライブ見るだけでまた違った印象を持ちそう。


俺は演奏技術に関してはサッパリだが、
ライブ参加者の感想を読んでると
「16年前より良くなっている」という意見が多数見られる。
で、インタビュー読むと、その辺も納得出来る記述がたくさん。
3500円の価値は間違いなくあるわ。
表紙が金ピカなので指紋がつきやすいのが難点ですがw

写真もたっぷりですが、夏フェスは場所の偏りがかなりあります。
ロッキンが少ないのは、ロッキンはロッキンで単体の写真集が出てるから?
でも福岡のHIGHER GROUNDも少ないんだよね…