2012年 8/3  ROCK IN JAPAN FES.2012 GRASS STAGE:マキシマム ザ ホルモン/PRINCESS PRINCESS

マキシマム ザ ホルモン



15:30頃、このロッキンで最も大きいGRASS STAGEへ。
ちょっと時間が押しており、少し遅れての開演。




登場するメンバー。
うーん…思ったより見えないw
ある程度前に来たとはいえ、それでもかなり距離はあるし、
前の人の頭で見えづらいってのもある。
両サイドにあるモニターの方がまだ見れるのですが、
あいにく俺の立ち位置はどセンター…
センターにいて両サイドのモニター見るってのいうのもなんかなー。


予想通りのモッシュの応酬。
うまくノリつつ、きゃりーのような失敗をしないよう、
極力体力を温存しておきます。
なおかつ、少し段差がある箇所
(おそらくステージから引っ張っているケーブルを保護しているやつ)
があり、その上に立って少しでも見やすいように努めます。
まあ、そこまでしてホルモンを見たいわけではありませんが…
せっかくなんだし、見ておこうという貧乏根性。



マキシマム ザ ホルモンは、なんとなくのイメージはありましたが、
こんなにオッサンっぽい外見とは知らなかったし、
メンバーに女性がいるのもかなり意外だった!
MCではその女性のドラマーとボーカルの人が主にしゃべる感じ。
始めは楽曲同様ついていけないノリだなーと思ったけど、
場が進むにつれ、結構いいMCだなーとか思ったり。


んで、肝心の曲ですが、これが難解。
1曲も知らないわけですが、秦基博なんかは1曲も知らなくても、
基本J-POPだから、曲の展開とか馴染み易いし、しっくりくるんですよ。
しかしホルモンの曲は…まあ難しい。
展開が全然J-POPじゃない。
予測不可能の展開に「ここは手を挙げるタイミングだ!」ってのが
ことごとくスカされる。
それでなくても「曲を知らないとついていけない動き」みたいなのも多いからさー。
なんかお経唱えるみたいに手を合わせたり後ろにのけぞってみたり。
あれだけの人数がヘッドバンギングするのを見て、
DMCの世界に入ったような気分になったぜw


ボーカルの人がちょいちょいジャンプしてるんだけど、
あれに合わせてジャンプとかはしないのね。
あのジャンプが何かのゲームやテレビ的な何かに似てる気がするんだけどなー。



一番驚いたのが、普通にモッシュが起こって盛り上がっている時に、
ふと左を見ると、空間が出来ている。
よく見ると、大きな円形の空間。
そして周りの人はその空間の中心のあたりを向いている
(つまりステージを見ていない)。

これが後ろの客の少ないスカスカな場所ならまだしも、
さっきまで人がいっぱいいた、比較的密集してた場所だぜ?
それでこの大きな空間…異常だろ?


これが何なのかわからなかったが、後でツイッターを見ると
「サークルモッシュ」と言うらしい。
「日本で出来ると思っていなかったから感激した!」とか呟いている。
軽く調べたが、モッシュにはこれ以外にも様々な種類があるようだ。
まあ、俺からすると、意味不明w
基本俺はステージを見てアガるタイプだからさー。
ステージ無視で盛り上がる感覚が良く分からない。
ヘッドバンギングでさえ抵抗あるもん。



公式クイックレポとセトリはこんな感じ

http://ro69.jp/quick/rijfes2012/detail/71200


1.恋のメガラバ
2.maximum the hormone
3.ロッキンポ殺し
4.アバラ・ボブ
5.Mr.ブギータンブリンマン
6.シミ
7.my girl
8.霊霊霊霊霊霊霊霊魔魔魔魔魔魔魔魔
9.「F」
10.握れっっ!!




PRINCESS PRINCESS



ホルモンが終わると大量に人がはけるので、
その波に逆らいつつ頑張って前方を目指します。
おかげで前から15〜30列目っぽい場所をゲット。
この広大なGRASS STAGEで双眼鏡ナシで普通にステージを見れる場所を
ゲット出来たというだけで、大きな意味があります。
端とかじゃなくセンター寄りだし。






そしていよいよ登場のプリプリ!!!!!
まずはいきなり出てきて軽いMC。
大体こういうのってMCの前に1〜2曲やったりするもんだけど…
この辺は逆に老人らしさを感じさせて良いですw


そのMCも、特に当たり障りがないと言うか、
よくある内容というか、もう既に忘れちゃったんだけど…
実はこのMCの時点で軽く涙ぐんでましたw

いやだって…まずプリプリがめちゃめちゃ見えるのよ?
ALL THAT LOVEの時なんて点だぜ?
双眼鏡を使っても点だった。
モニターは比較的良く見えたけど、
肉眼なんてとんでも無い。


それが…めっちゃ見える!
5人とも肉眼で余裕で見える!
この事実にまず感動出来るんですよ。



言うまでもないが、プリプリは16年ぶりの再結成だ。
当然夏フェスも今年初めて参加。
最初で最後の参加。
その16年の重みや期間、俺の思い入れなどを考えると、
自然にウルっとくるものなんですよ。

冒頭のMCじゃないけど、後のMCで、香ちゃんが
「凄いお客さん〜!ここからの眺めは最高ね!」
みたいな事を何度か言うんだけど、
その時俺は香ちゃんの目線になって、
ステージからこの広大な客席を見ているビジョンを想像しちゃうんですよw
そして勝手に感動している。
それくらい思い入れあるし感情移入出来ちゃうんですよねー。
これはプリプリ愛があるからこその特別な感覚。
いろいろなアーティストやアイドルのライブを見てきたつもりですが、
やはりプリプリは超絶別格で誰も追いつけない特別な存在なのです。



で、1曲目は掴みはOKの『Diamonds』。
当然やる曲の1つではありますが、
じわじわとプリプリをかみ締めるにはもってこいです。
香ちゃんだけじゃない、他の4人の演奏する姿もばっちり楽しめます。


そして2曲目はまさに夏フェスにもってこいの
『世界でいちばん熱い夏』。
夏フェスっぽい煽りをして、そのMCにイントロの飛行機音が鳴って、
平成レコーディングバージョンみたいに歌から始まる流れだったような気がします。


3曲目は『OH!YEAH!』!!!
前述の2曲は知ってても、この辺は知らない人も多そう…
しかしこの辺からが逆にアゲどころだ!!!
ノリノリで手を挙げたり声を出したりします。



ちなみにプリプリのライブ中にモッシュの類は一度もナシ
(場所によってはあったのかもしれませんが…)。
ついでに言うと俺のいる前の方に濃いファンは少ないようです。
「きょんちゃーん」「かおりちゃーん」みたいな声援は
後方からガンガン聞こえてくるのですが、俺の周りで声を出している人は皆無です。
やはりプリプリ世代=年寄りにとって、ホルモンで極力前の方で頑張る、
というのは辛かったようですw
その人達の分まで頑張って盛り上がろう、みたいな使命感まで芽生えてきます
(でも声援は送らない)。





「知ってる人いるかしら?」みたいなMCで演奏された4曲目は『友達のまま』!!!
非シングル曲でここ来るか〜!
確かに人気曲だが…俺の中ではそんなでもないんだよねw
一瞬『SHE』と勘違いしちゃったよw
そんな存在。
ごく一部がワイパーしますが、追随する人は無く。
俺も余計な事はしないで集中モードで見てました。
後ろの方だとワイパーする人ももっと多いのかもしれないね。
結局俺もプリプリはずっと好きだけど、
現役時代にライブ見たわけじゃないし、
ライブお決まりのフリとかよくわかんないんだよね。
それでも、過去のライブビデオ鑑賞遺産でいけるところもあるけどさー。






ALL THAT LOVE同様「今までカバーした人がたくさんいて…」みたいなMCで
会場は色めき立ち、
「本家本元の演奏です」みたいに、さらにハードルを上げる感じで5曲目は『M』。
ALL THAT LOVEの時は1番サビに入る一番いい所で歌詞を派手に間違えるという
前科があったため
「こんなにハードル上げて大丈夫か?」とか思いましたが、
今回は問題なし。

最近のオールナイトニッポンかなんかで、きょんちゃん(だったかな?)が
「今までいろんな『M』を聞いてきたけど、ともちゃんのキーボードが一番いい音している」
とか言ってましたが、そんな音やコーラスをかみ締めつつ、
ワイパーしながら聞きほれます。




6曲目はイントロが始まった瞬間、思わず頭を抱えてしまった。
それだけ「うわーーーーっ!」ってなっちゃう曲、『SEVEN YEARS AFTER』!!!
好きな曲なのはもちろん、個人的には数あるプリプリ楽曲の中で、
今でも通用する古さを感じさせない曲だと思ってるので…
これには大満足&感動。
もう俺の重みはSEVENTEEN YEARS AFTERって感じです。



皆で盛り上がっていこう的MCで7曲目は『GET CRAZY!』。
とは言っても周りの人は知らないっぽいですw
この曲もCDだけ聞いてると分からないライブ独特のノリがあるんだよねー。
その辺俺も良く分からず…
まあ楽しいです。


なんとまだまだある!8曲目はまさかすぎる非シングル曲から
『GUITAR MAN』!!!!!!!
これは『友達のまま』と違って大好きな曲だー!
タイトル以上に間奏のキーボードが熱いこの曲はブチ上がるなんてもんじゃない!
至福の時が流れます。


そしてついにやって来たラストは
『19 GROWING UP』。
ライブでMやダイヤモンドをやらない事はあっても、
この曲は必ずやる、という位置づけの曲でありながら、
復活ライブのALL THAT LOVEでは披露されず、
「やはりこの曲はワンマンで披露するって事なのかー!」
と思われたが、このフェスで披露となった、という曲です。


「基本イベントではやらない曲だけど、今回のフェスで見るのが最後、っていう人がいると思うので、やります」
的なMC。
おそらく他のフェスでも同じような事言ってると思われます。


前述の通り俺の周りというか前方にはコアなファンがいないので、
俺の周りだけ見るとまー盛り上がらないw
サビの「19 GROWING UP」の後でタオルとか投げたりするのがお決まりなのに
誰もやってない。
かなちゃんが分かりやすくタオルとか投げたりしてるにも関わらず。

かくいう俺も投げてキャッチできる自信が無いし、
プリプリタオルはフード付きなので、帽子を脱いでフードも外して、
という障害の多さから遠慮しておきました(でもジャンプはした)。


割り切って最後という事でステージを動き回る香ちゃんを中心に
各メンバーを目に焼き付ける事に終始してました。




そんなわけでプリプリの出番は終わりです。
まあ、ぶっちゃけ、プリプリだけでチケ代の元は十分すぎるほど取れました。

まず、プリプリのライブを見るとしたら、ハコの都合上、座席指定の椅子ありが絶対だ。
会場も広いし前の方にいける確率よりいけない確率の方が大きいだろう。

それがスタンディングで早く来た順に確保出来て、
あんな前の方で自由に見る事が出来る。
これは単独ライブでは考えられないわけですよ。
武道館ライブを前の方で見れるチケットをヤフオクで買うなら、
きっとロッキンのチケ代以上の金額がかかるだろうし。


ライブもボリューム十分。
てっきり押してるから曲がカットとかされるんじゃないかと
ヒヤヒヤしたけど、そんな心配も無く、ホント素晴らしかった。
もちろん俺の積年の思いもあるけどさ。



ただ、ガッカリというかなんと言うか
良く分からない気持ちにさせられたのが、自己紹介。
ALL THAT LOVEの時は、
メンバー紹介の時に「岸谷香」では無く「奥居香」って言ったんですよ。
それに「うおおおおおおおお!!!!!!」ってなって感動したもんですが、
今回フツーに「岸谷香です」って言ってて、
ものすごーく「…あれ?」って気になっちゃったんだよなー。
この気持ちはどうすればいいんだw
別に間違った事を言ってるわけでもないし。



公式クイックレポ↓
http://ro69.jp/quick/rijfes2012/detail/71201


1. Diamonds
2. 世界でいちばん熱い夏
3. OH YEAH!
4. 友達のまま
5. M
6. SEVEN YEARS AFTER
7. GET CRAZY!
8. GUITAR MAN
9. 19 GROWING UP