コイ♥クル/黒木マリナ

コイクル/ハレ☆ソラ

コイクル/ハレ☆ソラ

作詞:山田ひろし
作曲・編曲:渡部チェル


先日歌ったカラオケの中から、この曲を取り上げたいと思います。

黒木マリナを取り上げるのは2回目。
僕の計画の中では星村麻衣とかステファニーあたりが
複数取り上げる筆頭だったのですが、
まさか黒木マリナが「複数回とりあげるアーティスト」の最初になるとはなあ…


黒木マリナってコレと『キリキリスー』の2曲しか出してないんだよね。
しかも、リリース順は『コイ♥クル』→『キリキリスー』なんだけど、
僕が買った順は『キリキリスー』→『コイ♥クル』なわけで…
変則的ではありますが、『キリキリスー』との比較で書いていきたいと思います。





最初聞いた時は『キリキリスー』ほどのインパクトは無いなあ、と思いました。
楽曲単体だと『キリキリスー』の方が上かなあ…と。

しかし、秀逸なのはその表現力。
『キリキリスー』でも素晴らしいと思った表現力が
こっちではさらに発揮されています。

序盤の「スキとキライの間に 並べる恋の音符は」の箇所は、
くちびるの下あたりに人差し指を当て、上目遣いになってる女性の
姿を連想させてくれるし、
「ハニホヘトイロハァ?」の分かりやすいはじけ具合もいい感じだし、
「トーストくわえ突撃 …」の箇所は、歌詞の面白さもさることながら、
「ハニホヘトイロハァ?」で一度上がったテンションを、
一度クールに、客観的に歌って、枕パンチで涙声っぽくなってる
変化がたまりません。
「恋クルキタ!」の指を突き出したポーズが連想できてしまう
「タ」の発声と余韻もいいですな〜。



さらに『キリキリスー』に無かった要素として、
コーラスワークの良さがあります。

普通に家で聞いてる時は気付かなかったけど、
iPodでヘッドホンで聞いててたまげたのは、
「ドレミファソラシド」の箇所。
黒木自身はドレミファソラシドのメロディーでは無いのに、
コーラスがドレミファソラシドと音階どおりのメロディーで入っており、
その美しさと「うわーよく出来てるなー!」感が◎。

他にも「分かんないよメロディ」の「メロディ」の箇所とか、
Bメロの「Woo Woo...」というコーラスとか、
かなり聞けるコーラスが多い。


渡部チェルが奏でる可愛くもセンスのある楽曲と音質、
その邪魔にならないコーラスのハマりっぷりが実に良いと思います。


楽曲自体も、最初は『キリキリスー』ほどでは無いと思いましたが、
何度も聞いてると、どんどんその良さにハマっていきます。
それはもちろん前述の黒木の表現力やコーラスの良さもあるのですが、
単純に渡部チェル仕事が良い、というのが本質にあると思います。


あまりにハマってしまったんで、
ザ・インタビューズで渡部さんにインタビュー送ってしまうほど。
それくらい素晴らしいし、個人的には、現存する全てのアーティストの中で、
最も歌手活動が望まれる人だと思ってます。
まあ、彼女の良さは渡部チェルの楽曲だからこそ
引き出されているのかもしれませんが、
だとしても、他の人の楽曲でどう歌うのか、というのも聞いてみたいと思わせる、
天性の声質と漫画のような表現力を兼ね備えた人だと思います
(漫画のような表現力ってあんま褒めて聞こえないなw)。




詞:10%
曲:35%
表現力:30%
コーラス:20%
声質:5%




黒木マリナの所有CD
・キリキリスー
・コイ♥クル