2012年 2/25 ニコファーレ「MOSAIC.WAV 2012 LIVE『AKIBA-POP√NICOLLECTION』 1st stage 電気コレクション・2nd stage 元気コレクション:MOSAIC.WAV

http://recollection.akibapop.com/live.html

今回は14時開演の「1st stage 電気コレクション」と
18:30開演の「2nd stage 元気コレクション」の1日2回公演。
事前に「同じ曲が3曲くらいしかない」というみ〜こさんのツイートもあり、
期待も高まります。
公演名が明確に違うし、内容が違うのも当然といえば当然ですが、
1日2回でほぼ同じとか、
ツアーでほぼ同じとかそこそこ当たり前だったりするからさー。




ちなみに僕のMOSAIC.WAVワンマン経験は
・1st Tour 2009「Superluminal Ж MOSAIC.LIVE」
・「We Live Heartsnative!!〜ミクとMOSAIC.WAVと仲間たち〜”」
・「吟遊Planet☆MOSAIC.LIVE」
です。
これらを踏まえた上での感想をいつもより長めに書きたいと思います。




・チケットについて
今回初体験の電子チケット。
なんだか面倒な登録やらを携帯のネットでちまちまやって
送られてきたQRコード画像がチケットになるというもの。
なんだってこんな面倒な事を!と思ったけど、
ダフ屋とか転売対策なんでしょうかね?
そう考えるととても納得だし、もっと普及してもいいかもしれない。
入場の時はもっと手間取ったりトラブルがあったりするかと
思われましたが、意外とすんなりいってたのも◎。

ちなみにQRコードは通しチケットという扱いからか、1部2部兼用。
何が言いたいかというと、整理番号が1部2部共通!
これは1部がクソ番なら2部もクソ番という残念度が2倍になるという
可能性もあるわけで…
かくいう僕は50番台で3〜4列目で見れてかなり有難かったけど。




・物販について
今回パンフ以外の物販が早々と無くなったご様子。
僕も買えたのはパンフとトートバックのみ…
過去ライブでは問題無く買えたのにどうしてこうなった!?
ライブって物販で稼ぐイメージあるし、
なんでそこで数絞っちゃったかなー。
いっぱい作った方が単価も安いだろうし…謎。
チケット完売してるんだし、
せめて1回公演分の来場者全員に行き渡るように用意して欲しかった。
って、用意してたのかもしれないけど…


特筆すべき物販はリハ映像に加えて当日の映像まで加えたUSBメモリ
今までに無い内容、形態、そして何より当日の映像まで加えて
1部公演中に制作するという急ピッチっぷりが素晴らしい。
ゲストのave;newさんとのやり取りが個人的にツボです。




ニコファーレについて
広くないとは思っていたが、思ったより狭いね。
特にロビーとかその辺が狭いというか、
もっと何か色々充実してるイメージだった。
噂のトイレは結局行く事は無く…
(完売だったからしょうがないw)
またの機会でリベンジしたいです。

ホールは正面と左右にモニターがあり、
開演前だとTwitterでのハッシュタグのコメントが、
ライブ中は曲にあった映像が流れます。
右の画面は時折ニコ生で流れてると思われる映像が映し出されます。
また、モニターとモニターの間?もモニターになっており、
そこはニコ生のコメントが流れます。


ヴェルファーレ自体行った事ありませんが、
会場の造りとか、相違点って結構あるんですかね?




・セトリについて
まあ、文句は無いと思います。
もちろん「あれもやって欲しいこれもやって欲しい」ってのはありましたが、
新曲もやりつつ、レア曲も入れつつ、安定の定番曲もやりつつと、納得のセトリ。
要は「安定の定番曲」ってのが相当数あるって事なんだよなーw

個人的には「元気コレクション」の方が良いセトリだと思いました。
『ないしゃおだくーにゃん』と『ようこそ!ヒミツの雀バラや!?』の
流れは素晴らしい上に単純に単品それぞれ味わい深い楽曲。
「洗脳搾取」とか文字通り元気の出る曲が多かったし。
あと、「電気コレクション」のレア曲『魔法のおしごと』が
全く知らない曲だったのもマイナス要因か。
伏字対策のガンの詳細がUSBメモリ内ムービーで紹介されてたが、
あんな大掛かりでなくてもいいようなw
まあ、あの「わざわざ」な感じがいいんだろうけど。



アンコールは1部2部とも『脳・内・再・醒 -Ecphoric Dance-』と
『時空間超越 √ ライブラリィ』で固定。
み〜こさんの高速詠唱がすさまじいこの曲を連続でしかも
両公演でやるとは…
そのすさまじさとしっかり歌いきるみ〜こさんには
感動させられました。




・ギターについて
MOSAIC.WAVのギターといえば小池雅也が固定だったのですが、
今回どういうわけか別の人に。
今回協力がジェネオン小池雅也ランティス、みたいな意味合いなのかな?
そういうレベルだったらいいんだけど…
スケジュールの都合とは考えにくいし。
しかし代わりのギターのジュクチョーにもしっかり声援が送られて
受け入れられてたのはさすがモザクラの皆さんは素晴らしいなーと思いました。




・ルミコネについて
全く知らなかったこのアイテム。
http://lumiconne.com/
バンナムが制作してるというのがニヤリとさせられます。
来場者に配布(といっても終わったら回収。300本くらい用意)するということで、
公式サイリウムみたいな感じで使用できるかなーと、お借りしました。
電源スイッチのようなものが無く、
無線通信で勝手に光って勝手に色が変わるので、
いちいちサイリウムの色を変える手間が省けます。
まあ、MOSAIC.WAVのライブは特に色とか決まってないし、
適当でいいけど…


しかし多くの人がつぶやいていたのですが…重いwww
フツーに持ってる分にはそれほど感じないのですが、
振ってると若干上乗せされた重さがジワジワ腕に来て、
結構しんどいです。
単三だか単四電池二本で動いているのですが、
あれだけの数を毎公演ごとに変えるのもオペレーション的にしんどそう…
「振り回すもの」という事でかなりしっかりした造りっぽいのですが、
それ故電池交換もドライバー的なアイテムが無いと出来ないっぽいし。


ていうか、公式HP、大きさとか重量とかそのものの拡大写真なんかも
載せるべきだと思うんだ…




・動画演出について
んー…面白いのは間違いないが、どう考えても過去のものより落ちている。

基本的には前回同様、ヒカリとサテラ達が活躍して、
分岐があって(ここでルミコネのアンケート機能を使用)、
間違った選択を選ぶと、まどかマギカ方式で過去に戻って
(といってもまどマギを見た事無いので良く分からないw)
もう一回選択肢を選びなおして…みたいな流れなんだけど、
過去動画は、ゲームのパロディ、時事ネタなどを盛り込んだ
面白要素がたくさん詰まっていた。
今回にはそれが無い。
あまり色々やりすぎると、DVD化した時に困るからかなーと思ったが、
理由はどうあれ、単純に前の方が面白かった。
ヘッドギアアクターによるリアルと動画とのカラミも、
本質とは違う。


一応事前に小説を読んでおくことが推奨されていたが、
今回は前回以上に読んで無くても問題無かったのは、
長所と言えば長所だがw




・TAP DO!について
もう一つの幕間演出。
タップダンスやその他面白エンターテイメントショーを見せてくれるのだが…
み〜こさんが直々に見つけてきてくださったらしいし、
こういうのが好きそうなのも分かるが…
MOSAIC.WAVとの関連性の無さがどうしても引っかかる。

例えばパイプをスリッパで叩いて曲を演奏するのだって、
ほんのワンフレーズだけでいいから、MOSAIC.WAVの曲であって欲しい。
それだけで随分と印象が違う。


そもそもニコファーレという会場を選んだからには、
アナログよりもデジタルで推しても良かったのではないか?
TAP DO!のコーナーを全部ヒカリとサテラに変えるのも
飽きるのかもしれないが、だったらテトリスPでもいいし、
全く違う動画(PV的なもの)でもいいし、
スクリーン演出の何かでも良かった気がします。




・ニコ生について
単にコメントが流れるだけだが、これが思いのほか良かった!
特に歌詞職人の方が歌詞を打ってくれるのが、
歌詞をちゃんと覚えてない僕にとっては非常に有難く、
また星やハートを組み合わせた各種記号文字は高揚感を高めてくれた。
特にハートを矢で打ち抜くみたいな記号文字は凄いと思ったなー。




・混ぜるな危険について
1部ではドラえもんの歌とマクロスFの歌を混ぜたもの、
2部ではサザエさんの歌と地球少女アルジュナとかいう作品の歌を混ぜたもの。
どっちも元ネタが分からず…
いきなりレベル上げてきたなーという感じ。

個人的にはオータムリーフの方々が登場して、
最初にやるのがコレなので、
「うわー出てきたー!一体なにやるんだろー…と思ったら混ぜるな危険かよ!」
というズッコケっぷりが面白かったです。




・ゲストのave;newについて
1部2部とも、オリジナル曲+MOSAIC.WAVとコラボでMOSAIC.WAV曲1曲という内容。
1部ではMOSAIC.WAVとの不仲説をいじるMCが長めでした。
キャリアの長いave;newですが、
こうやって他アーティストと一緒にコラボして歌うのは初めてなんだとか。

ave;newの曲はサッパリでしたが、他の客はしっかり曲に合わせて動いている人が多く、
さすがだなーと思ってしまいました。
佐倉さんは短時間で結果を出せるような客の乗せ方、盛り上げ方に秀でており、
a.k.a.dRESSさんは斉藤英夫さんに似てると思いましたw




・ヘッドギアアクターがトイレットペーパー等をぶっ放す演出について
んー…いらないかなw

前回みたいに広い会場、ステージだったら良い。
見栄えも良いし
(前回は僕がそこまで前では無かった=引いた目線で見れた、というのもあるが)。


今回は出るたび&引っ込むたびにわちゃわちゃがちゃがちゃして、
他の演者の皆さんもその瞬間気を取られたり、
客もそっちに目が行っちゃって、どうも良くない。
集中力が欠けるというか、単純に邪魔かなーと思える瞬間もあった。

しかし滑川さん可愛い。
ちょっと知り合い似だったけどw
北条さんも漫画家とは思えない美貌?!と良いアクターぶりなのは◎。




・脳内再醒について
TAP DO!の方々が踊ってくれるんだけど…
当然ながらタップって足で踊るわけだけど、
足って一番見えないじゃん。
だから何やってるか、ちゃんと踊ってるのかがイマイチ分かりにくいんだよなー。
曲のイメージでは舞い踊る感じだから、上半身でも見せてくれないときつい。
特に1部は分からなかった。
彼らの笑顔が「踊りたいんだけどついていけなくてどうしようかなー」という感じの
ごまかし照れ笑顔に見えてしまった。


それにこの曲こそブラス隊や管弦楽隊が映える曲だと思うのに、いない…
さすがに難しすぎるのかもしれないが、欲しいモノは欲しいんじゃい!




MOSAIC.BROSについて
基本、いつもどおりの期待通りではあるんだが…
初めて見た時の感動って、DSの大合奏バンドブラザースとか、
「こんな楽器というか端末で音出して演奏するの!?」というのが
面白かったのに、なんかどんどんハイテク化されていって、
凄いんだか凄くないんだか、難しいんだか簡単なんだかが
良く分からなくなっていったのが難。

まあ、その辺を解散の原因としてかやぴーもいじってたので、
自覚はあるようだし、次回は期待できるかもしれません。




・傘袋&ストローの演出について
ライブ当日はあいにくの雨(開演の頃にはどうにか止んだが)。
当然客の多くは傘を持って入場。
来場者には傘袋を配ってくれるのですが、
その傘袋をライブの演出に組み込むというアイディア(1部)。

具体的にはアンコールの時に傘袋を膨らまして、
そうするとアンコールで出てくるよー、という強引かつ
意味があるのか無いのか良く分からない感じなのだが、
そのアイディア、心意気が嬉しい。
皆で参加する楽しみもあるし。
また、その後に演奏されたのが『Flyer』で、
「空」と「空気」という関連性も感じられて、
ますます良くできてると思いました。


ちなみに2部ではストローの先に風船がついたものが配られ、
用途は1部と一緒ですw




・み〜こさんについて
出てきてまず最初に思ったのは
「いつもよりずっと可愛い!!!」
ニコ生の鮮明では無い画像+ナチュラルメイク(予想)のイメージが強かったから、
その可愛さにたまげました。

高速詠唱はもちろん、長丁場でありながら全体的にボーカルも安定していて、
良くやってくれました。




・ファンについて
改めてその素晴らしさに感心しました。
前述のジュクチョーやTAP DO!のような新規メンバーにも
しっかり声援を送って受け入れてくれ、
特に暴れるやつも何かを強制するやつも
変な事をするやつもバルログするやつもおらず
(後ろの方は分からないが)、
いい感じで盛り上がって、いい感じで暖かくて…
ここまでレベルの高いファンを見た事無いなーと思ってしまいました。





そんなわけで、割と辛口でしたが、とても楽しかったです。
ただ、「最高」という単語を簡単に当てはめていいかと言われると、否!
って感じです。





※追記
ニコ生のタイムシフトを見てみました(無料でも1/3くらい見れる)。
ニコ生で見ると、ブラス隊や弦楽隊の音色をしっかり聞くことが出来たのが大きな発見。
現場だと僕自身も声出して盛り上がってる事が多く、
細かい音に気付けなかった…
まあ、み〜こさんのボーカルがそれほど安定してない箇所も多いなー、
という事にも気付いてしまったがw


あと、全面モニターも非常に美しい!
現場だと基本前しか見ない=前のモニターにしか目がいかないわけだが、
引きで見ると側面にも映し出された映像の迫力が凄い。
またその映像自体も、現場だと色が強すぎるなーって感じる事があったけど、
引いた絵で見ると発色の良さ、美しさが際立って見えました。


そしてやっぱ…最高だなーとしみじみ思ってしまうのでしたw