2012年 1/28 TOWER RECORDS 新宿店 「 『「30」-Greatest Self Covers & More!!!-』発売記念ミニライブ&握手会」 :野宮真貴

http://www.missmakinomiya.com/info/2012/0119120005/


初、生野宮です。


1.私の知らない私
2.メッセージ・ソング
3.スウィート・ソウル・レヴュー
4.東京は夜の七時

というセトリ。

1〜3はパーカッション+ギターのアコースティックな編成で。
今回のアルバムは、様々な方の新たなリミックスがウリという事で、
そのままオケで歌うのかなーと思っていたので、
意外っちゃあ意外ですが、野宮はリリースイベントとはいえ
きっちりと作りこむイメージもあったので、
手抜きっぽいオケではない、バンド有りの演奏も
納得といえば納得です。




最も印象に残ったのはボーカルの安定度。
ピチカートってそのビジュアルとしての野宮の存在感は
相当なものですが、やっぱり曲の良さ=小西康陽
目がいってしまうわけで、ボーカリストとしての野宮って
特に意識したり注目したことはありませんでした。


しかし聞いてみてビックリしました。
もともと高音を張り上げて歌うとか、
高い歌唱力がウリの人では無いとはいえ、
CDと同様のクオリティの歌声を座った状態で軽々と。

そもそも今回の新譜が、ボーカル新録したとは思えないくらい
まんまなんですよ。
微妙な強弱とかニュアンスとか、よーく聞けばなんとなく違うなーって位で、
ほとんどピチカート時代と一緒。
ピチカートの頃から既にキャリアもあって完成されてたってのもあるんだろうけど、
それにしても良い意味で変わらない。



その安定感あるボーカルで、名曲の数々を歌う…
それも、高校時代に良く聞いていた、超名曲の数々を。
それだけで感動してしまい、自然と涙がこぼれてしまいました。
ピチカートのアレンジでなくても、今回のリミックスのアレンジで無くても、
その美しいメロディラインだけで泣けました。

胸の奥にグッと来て、こみあげてきて泣くのではなく、
サラッと自然に出てくる涙。
ライブでこんな泣き方をしたのは初めてで自分でも驚いてしまいました。




『東京は夜の七時』は立ち上がってオケで歌うのですが、
立って腰に手をあてた瞬間、世界が変わった気がしました。
モデルみたいな野宮の数々のポージングの中で
今回の新譜のジャケ写にもなっている「腰に手をあてる」、という動作。
これがものすごくハマってて、その瞬間に放たれた
オーラや光や風のようなものに吹き飛ばされるよな、
それくらいの衝撃でした。




ライブ後は握手会があったのですが、
高速とまではいかないまでも、二言くらいしゃべるとスタッフに肩を叩かれる
結構な速さで、アイドルの握手会のようなノリで意気込んでいったら
僕の握手会史上最悪な位コミュニケーションが取れずに
ちょっと凹みましたw




インストアイベントでお馴染みの公開リハもちょっと見ましたが、
完成されてるイメージの強い野宮がリハしてる姿は、
なんか見てはいけないものを見てるような気になりましたw