朝まで飲もうよ/森下玲可

a girl as a boy

a girl as a boy

作詞:吉江阿季
作曲&編曲:前野知常


ここ数年、僕の中でふとした瞬間鼻歌で口ずさんでる曲ランキング第1位の
この曲を取り上げたいと思います。




森下玲可はデビュー曲の『傷つけてPrecious Love』がカメリアダイヤモンド
CMソングとして使われ、それなりにスマッシュヒットしましたが、
それ以降は特に目立った曲も無く、
ロックマンのタイアップ曲が一部で支持されてる位?)
僕もリアルタイムで知ってるのは
『傷つけてPrecious Love』くらいでした。


で、2000年も中盤に差し掛かった頃、
「そういや『傷つけてPrecious Love』以外の曲って知らないよなあ…」と
中古でアルバムを買い、ぶっちぎりでハマったのがこの曲です。




Aメロ→Bメロ→サビの流れがコンパクトでありながら、
Bメロでの展開とそこからのサビの盛り上がりが非常にしっかりしてて、
この曲が名曲である要素として十分なんですが、
僕がふとした瞬間口ずさんでるのって、イントロなんですよ。

てけてーれってーれっ てけてーれってーれっ

というホーンのメロディーが僕の中で
妙にひっかかるというか印象に残って、
つい口ずさんでしまいます。
別段素晴らしいメロディーとかでは無い、
むしろメロディーというよりリズムと言った方がいいかもしれない。

このリズムはイントロだけでなくAメロや間奏にも浸透しており、
また、このホーンアレンジが90年代ガールポップの一つの象徴として、
聞かせる要素の一つと言えますが…
それでもこの部分がなんでこんなにクセになるのか自分でも
よく分からないですw
多分この感覚って自分だけでしょう。



聞き込むとなにげに詞も良いです。

突然やって来た友達を励ますために一緒に朝まで飲むという世界観は、
個人的には久松史奈の『天使の休息』あたりを連想してしまいますが、
「昔したように TVゲームで勝負して 過ごそう」という歌詞は、
当時は珍しかったであろう「女性がTVゲームで遊ぶ」という意外性を突いてきてるし、
「グラスを見つめた眼差しが 泣きそうになると 急におしゃべりなあなたに 変わるの」
という描写は、いいとこ突いてるなーと思わせられると同時に、
思わず絵が浮かんでしまうツボな歌詞です。

こういう印象的な歌詞がBメロに配置されてるのも、
結果論かもしれませんが、曲の展開を強調させていると言えるのかもしれません。





詞:10%
曲:30%
ボーカル:5%
ホーンアレンジ:15%
イントロ:40%




森下玲可の所有CD
・傷つけてPrecious Love

・a girl as a boy
・ZERO