春雷/少年カミカゼ

STAY TUNE!!

STAY TUNE!!

http://mymedia.yam.com/m/2760969

作詞&作曲:和教
編曲:少年カミカゼ



少年カミカゼ復活記念という事で、この曲を取り上げたいと思います。




いくら名曲でも、初めて聞いて、
1回聞いて「これはいい曲だ!」と思える曲はそうそうありません。
また、最初に「いい曲だ!」と思っても、何度か聞いてると飽きてきて、
評価が下がる曲も少なくありません。
けど、この曲は最初っから「これはいい曲!」って思えたし、
何十回も聞いた今になっても、相変わらずのぶっちぎりな名曲だと思える、
数少ない曲だと思ってます。



聞いた瞬間グッと掴まれるイントロというかサビ。
美メロでありつつセンスの良い琴のような音色が
和&桜の世界観を構築。

Aメロはラップですが、リズムに乗っていて聞き心地が良い。
「あの頃笑える行動を 講堂の裏にて暴露を」
という韻の踏み方は強引っつーか、「暴露」ってあんま言わないだろ!
そもそも「ぼうろ」とは読まないだろ!
とツッコミたくなってしまいますが、
そんな要素も結局は印象に残る1要素として機能してます。



そしてBメロ、サビ、Cメロと素晴らしいメロディが展開されていくわけですが、
この曲の最大の魅力は何と言っても大サビでの2回の転調でしょう。

転調って大体1回だから、最初の転調で油断してると、
2回目の転調に耐えられないのよ。
完全ノーガードな所に強烈なパンチを打ち込まれたような衝撃。
エェッ!?(* □ )~~~~~~~~ ゜ ゜
ここで転調するのかよ?!?!みたいな。
その衝撃こそがこの楽曲の評価に繋がるわけですが、
何回も聞いた今でも、この転調部分を楽しみにして聞いちゃう自分がいるわけですよ。
これはよっぽどだな、と。

転調後の展開だって凄い。
「またいつかこの場所で 桜舞うこの丘で」
とそれまでのサビになかったラップ調になり、
大サビで盛り上がってきた展開をさらに高めて、
「あ〜〜〜〜あ〜〜〜〜」でいい感じにためて
「またここで逢いたいね〜 ちゃららららららららららら」
ときっちりと琴で落として、
その後はコーラスの余韻で静かに終わっていく構成が
相当のレベルで良く出来てると思います。

この最後の部分だけでこの曲の評価は相当なものですが、
加えてイントロのサビからメロディから曲の終わりまで、
全体的に穴が無い感じが凄い。



詞の世界観もとても良いです。
「桜」ソングとも「卒業」ソングとも取れる内容。
恋愛じゃなく友情要素が強いのも高ポイント。
<それぞれ旅立っていっても、またここで会おう>みたいな
世界観は僕の中で結構なツボなんですよねー。

「背中を叩いて呑気に言う とりあえず進もうぜ 親友」なんてのは、
爽やかメンズが後ろからポンと背中を叩いて言うような
そのまんまの絵が浮かんでしまう、非常に印象的なフレーズ。
ボーカルの和教の歌い方も程よい力加減でいいんだよなー。



詞:13%
曲:24%
アレンジ:18%
転調:35%
転調後:10%



少年カミカゼの所有CD
・STAY TUNE!!
・Colony
・アルタイル〜キミと出逢えたこと〜
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